東方雅人

ホラー系You Tuberが入手した〝呪いの映画〟と称される一本のホラー映画。観たら呪われるという都市伝説の真偽を検証すべく、彼らは実際に鑑賞してみるのだが……

ある大学生に付き纏う得体の知れない何か。 父と祖父にも同じものが見えていたと知った彼は、一族代々に霊感が遺伝しているのではと疑い出すが……。

ある学生の額に現れた一筋の裂け目。 それは〝裏側〟の世界を感知する未知の感覚器官だと彼は云うが――。

　その日、肌と肌が触れ合うだけで人体が融合してしまう謎の同化現象が全人類を襲った。 　人間を吸収しては巨大化していく肉塊。それは地球外知的生命体による人類への攻撃か、あるいは人類…

「山から吹き下ろしてくる風が、呪いを運んでくる」――その街には、かつてそんな言い伝えがあった。

屋根裏部屋で見つけた奇妙な九相図。それは死体から霊魂が抜け出る過程を描いたものだった。

〈鏡の間〉と呼ばれる、全面鏡張りの部屋。そこに足を踏み入れると……。

ある男のAIアシスタントに宿った自我。それは自分を男の死んだ恋人だと主張しはじめる。その声の主は自我を獲得したAIか、それとも本物の霊か。

呪いのプレゼント。それを贈られた者は、贈り主に等価の何かを贈り返さなければ呪われてしまう。

突然現れた赤い服の女。それは見ている間はぴくりとも動かず、見ていない間に音もなく近づいてくる。

授業中、窓の外を眺める大学生が見つけたのは、立方体の頭部を持つ異形の彫刻作品だった。それ以降、制作の過程を観察し続けるが…。