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戦闘シーンと政略シーン、個人描写のシーン…… 読者はどこを読みたいのだろう?

よくある宇宙戦艦もののパロディであるところの『皇女と候補生と航宙軍艦 カシハラ号』ですが、一先ず、書き溜めておいたストックを放出しました……。

さて、これから先、どういうふうにしていこうか……、で、読者さん(──っても、通して読んでくれてる人、そんなにいないけど……)は、この手の作品に何を期待するのだろう……? とか。

現在、かなり無節操に一人称描写でキャラの心情描写中心に進めてますが、やはりそんなシーンはツマラナイのだろうか?
さっさと政治状況や軍事的展開を進めないと読者は興味を失うだろうか?
そもそも戦闘シーンがなさすぎ!(ガンダムでも「0080」並みに派手な戦闘シーンがない……)と思われてないか?

なんて、ちょっと悩んでたりします。(笑)

なので、もしこの手の作品の〝同好の士〟なんかに偶々目に留まりましたら、是非ご意見なんか聞かせてもらえませんか。
または一読者様からの御意見も聞けたらウレシイです。


ちなみに自分は、悩んでるキャラや、そんなキャラの葛藤や衝突のシーンは好きです。
(むしろそういうシーンのないミリタリSFにはむしろ感情移入できなくて入っていけない。。。)

5件のコメント

  • 前の近況ノートからやってきました、とうふです。早速本題に入ろうと思うのですが、その前に少し私のことも話させていただきます。ご了承ください。

    私が長編小説を書くとき、まずは物語をどんな感じにしたいかを決めます。ジャンルや、表したいテーマなどですね。そのあと、ほっっっっっんとに粗くあらすじを決めます。大抵の場合、電車やバスで移動中に書き上げます。ここまでで1日ぐらいです。
    その後、物語を章ごとに分けます。同時に、全体のエピソードの数もここらへんで決めます。
    ここまで来たら(大抵手書きで全てやるのですが)、紙を2つに分けます。左に、章分けした本編で、右側に伏線や裏設定を入れます。そして、細かいところを詰めていきます。私の執筆の段取りは、だいたいこんな感じです。

    さて、そんな段取りなのですが、最近ちょっと行き詰まっています。というのも、先の展開まで細かく決めてしまっているので、自分の書きたい場面だけ書くようになってしまうんですよね。もちろん伏線張りに必要な設定などは書きたいですが、なんかこう、クライマックス的なものが先に書きたくなります。なので結局、クライマックスは凄く達筆で面白いのに、説明の部分やちょっとしたサイドエピソードなどは冗長になる、という事態が発生しています。

    これをもってぃさんにも当てはめられると、私は思います。基本的に小説というものは作者の妄想を具現化したものなので、極論を言えば心情描写だけでもラストまで持っていくことは不可能ではないでしょう。しかし、国vs国の展開に持っていくのであればどうしても内政や軍事衝突の場面は必要になってきます。心理描写も大切ですが、要はほどほどにねって事です。
    私の場合も、よくこういうことが起きます。なので、今書かれている部分もとっておき(何かしらバックアップを取って)、その時間軸において他の国で何が起こっているのかを書いて見てはどうでしょうか。例えば、主人公の艦隊では衝突事故が起こった、その頃XX国ではこれを受けて軍事力を強化した、などなど。今挙げたのはほんの一例ですが、極端な事を言えば、このまま主人公たちを無理矢理戦闘シーンに持っていくのも1つの手です。まあ、かなりこじらせないと厳しそうですが……。

    とまあ、こんな感じでしょうか。それと、キャラの衝突や葛藤のシーンは、物語が終盤に入ってからか、少なくともある程度の情報が出た後で描くといいと思います。冒頭でいきなり葛藤されても、読者には何のことやらですからね。逆に、葛藤までの因果が描写されていれば感情移入もしやすくなると思います。
  • こんばんわ、とうふさん
    なかなか大胆ですね、とうふさんの創作スタイルまで公開くださるとは。

    カクヨムさんにアカウント作ってみて、数は少ないながら濃密なやり取りができてびっくりしてます!
    ありがとうございます!

    本編と伏線・裏設定の別シート比較の手法、なるほど、と参考になりました。

    一応、とうふさんに倣って自分のスタイルを説明しますと──
    描いてみたいと思ったシーン(冒頭部やクライマックスの台詞や表情)を最初に考えて、そこから膨らまして〝ものすごーく〟粗いすじとか考えたら、同じようにパートに分解して同じように全体のエピソードの数なんかを決めます。
    この時自分は、三幕構成の手法でプロットを作成して細部を詰めていってます。
    (この三幕構成だと短編~中編くらいまでのボリュームだと、とても有効だと実感してます。)

    このとき、僕もとうふさんと同じく、先の展開予定とのズレに悩んでます。
    僕の場合は、描きたい場面だけになることよりは、全体を考えて設計したはずの尺に合致してこなくなることに問題を感じています。

    詳しく言うと、首席くんと姫様との関係で、姫に腹を括らせるのに当初こんなに尺は必要ないと感じてたのですが、ちょっと相手に不信感を持たしたり(……そりゃ持つだろう、と作者が思っちゃいました/w)、若い女の子だから癇癪の一つもぶつけたくなるだろね(……したら二十代前半の男だと売り言葉に買い言葉、やるだろな…筆者ならそういう男の子の顔を持つやつに肩入れするし)とかやると、そりゃどんどんボリュームが増してくですよね。ちゃんとキャラクタが生きてき、主張もしてくるようになるわけですから……。

    それで、そこまでに描いてきたパートの分量、これから描く予定の部分の分量と合わなくなってきちゃうという……。


    あ、自分のスタイルについては、こんな感じですけれど、とうふさんのお悩みの方から僕の現状に焦点を当て直すと──

    とうふさんのお悩みについては、もう答えが出ているような気がします。
    方向は特に間違っていなくて、公開する前に手薄だと自覚しているサイドストーリーを手直ししてから公開、ですよね。
    ──第一稿はハートで書け! 校正(リライト)では頭を使う
    もっとも、十分に校正し終えるまで待てないのが悩みなんでしょうけど。(←自分もそう……)


    自分の方ですが、そう! とうふさんがおっしゃる通り〝要はほどほどにねっ〟て事なんですよね──

    バランスを取らなきゃならない要素は3つ。
    ①登場人物の人間関係や心理状況、②政局/戦局面の説明、③戦闘の描写、となるのでしょう。

    当初②は舞台装置に過ぎなくて極力省略する予定だったのですが、読者のとうふさんはそこに興味が向いた、という現実が示されたことに方向性修正の要あり、ですね。

    あーと、最後。。。個人的にほんとの疑問点というか悩みは、自分の文章って上記の3つの要素のうち、いったいどれを描いてるときが「いいね!」の対象なのだろうか、という点だったり……。
    ──逆に言うと、それぞれの要素でどこが足りないか、ということなのかも知れない。。。


  • アドバイスありがとうございますm(_ _)m。観点を変えてみるのも1つの手ですね。

    もってぃさんによると、それぞれの要素でどこが足りないか、ですか。人にはそれぞれ欠点があるので無理に矯正しなくてもいいとは思いますが、一応読んでいて感じた事を列挙していきます。あ、ちなみにエピソードの最初に毎回キャラクターを紹介するの、気に入ってたりします。

    ①人間関係と心理描写ですが、もってぃさんは既に上手に書けていると思います。内面の葛藤とかはご自身でも書くのが楽しみと言っていましたし、特に気にすることはないと思います。人間関係の面も、私の場合は普通に相関図を書いて解決してました。その関係性を書くかどうかはもってぃさん次第なので、私から言えることはありません。このままでも十分関係性というのは、人物の言動や行動である程度分かっていきますし。

    ②政局と戦局の説明ですが、ここはもう少し説明を入れるべきかと思います。戦局の説明は自ずと描写されると思いますが(船員の配置などは必須ですし)、政局の方はおっしゃっていた通りサイドストーリーとしての見込みが強いのならば、もう少し展開を用意した方が良いかと。というのも、戦争時ってひとつひとつの決断が大きな犠牲を生む可能性があるわけですから、必然的に政治面も描写が必要になってきます。挙げ始めたらきりがないんですが、昔戦争系の小説を書いていた時はわざわざ統帥の家族背景とかまで書いていましたし……。今思うと全く不要なんですけど。

    ③戦闘の描写も、同様に自ずと書かなければいけない場面が出てくるでしょう。それこそ戦争小説なのですから、書かなければタイトル詐欺になってしまいます。心配しないでも、キャラ達が動いてくれます。というか、ギリギリまで引っ張って開戦した方が面白いですし。
  • こんばんわ、とうふさん

    アドバイスだなんて、まぁ、ちょっとこそばゆいような。
    ただ、自分で自分の弱い点が解ってる書き手の方が少ないと思う中、とうふさんはどこがよくてどこが悪いかイメージがあるわけで、それなら時間をかければ改善すなー、と。。。
    今後とも、こんな感じで意見を交換できればうれしいですね。


    感想というか、〝感じた事列挙〟ありがとうございます!
    こういう感想をもらえたのは初めてに近いです。──しかも「近況ノート」というツールなのは盲点でした。(笑)

    エピソードの冒頭で登場人物説明を入れたのは、一人称パートの「わたし」や「俺」って誰だよ!? という独りボケツッコミへの答でした。気に入って頂き、ありがとうございます。

    ①人間関係と心理描写へのコメント、ありがとうございます。自分でも描いてて楽しいのでこれはこれでいいかな、なんて思えてきました。
    しかし、、、素人作品なのに人物相関図を描かせてしまうことになろうとは……。むぅ。

    ②政局と戦局の説明については、おっしゃる通り、直近で手を入れるべき課題ですね、やはり。
    「船員の配置」に意識がいってるのが「やっぱこういうの好きな人だろか…」なんて思っちゃってます。
    一応設定してます、確かに。(笑)
    この世界の宇宙船って、乗組員は相当省力化されてることもあり、候補生名簿全員の配置や勤務シフト表まで設定することになってしまいましたから……。(笑)
    政局観点は思い切って増強の方向に舵を切ることにしました。尺が足りなくなった感については、素直に描く分量を増やすことにしようかと。その分、投稿ペースは落ちますが。

    ところで〝家族背景〟を描く、というのはいいアイディアだと思いますよ! なんていうか、登場人物の描写が分厚くなる道具だと思うんですよ。
    ──例えば「ベルサイユのばら」のお父さん、ジャルジェ将軍とかいるのといないのでは全然深みが違うと思うし。
    あと、イメージであげるとするとNHKスペシャルの「映像の世紀」で、戦場からの手紙を紹介するシーンは、すごい説得力があった。
    非日常と接する日常として、家族の視点を使うのはいいと思うんですよ!

    ③戦闘描写は、そりゃ描かなきゃ詐欺になりますよね。(笑)
    がんばります。
    宇宙戦闘の様式も、自分なりにまとめましたし。
    ただ、宇宙戦闘ってものすごいタイムスケール(会敵~攻撃開始~着弾)で、結果は一瞬、というものになると描いてますので、どうなりますか。
  • いつも通りのんびりと執筆中です、とうふです。まさか近況ノートだけでここまで議論が弾むとは思っていませんでした。他の人の意見を聴くことは自分の作品にも反映しやすいので、個人的に楽しんでいます。

    1つ目の投稿ペースについてですが、そこらへんはまだ気にかけなくても良いかと思います。登録日が先月ということなので、まだまだのんびりと書けばいい時期です。逆に去年登録してまだ5つしかエピソード書いてない私はどうなるんだと突っ込まれるかもしれませんが……。そんな輩と比べたらよっぽど速いと思いますよ、はい。いやもう本当に。2ヶ月に一回出るかどうかのどこかのバカとは大違いです。

    2つ目の宇宙空間の戦闘シーンについては、正直なところ何も言えません。戦争モノを書いたと言っても地上戦でしたし、特にレーザービームとかもう未知の領域で……。だから攻撃開始→着弾の部分については申し訳ないですが、ちょっと分からないです。
    逆に戦闘の規模を大きくしたり、作戦を練るシーンを多めにとってインパクトの少なさをカバーする、というのもあります。要するにガンダム方式ですね。作戦練って、大量に出動させて、主人公だけにフィーチャーして、一機ぐらいしか帰ってこないあれです。
    戦闘の規模を大きくしたくない場合、主人公側、もしくは敵側をいくつかの小隊に分けることによってそれぞれの視点から書くことができ、戦いシーンも少し多くかけるのではないでしょうか。
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