ご無沙汰しております。
戸村井美夜です。
だいぶ時間は掛かってしまいましたが、拙作『ゆうべには白骨となる』の改稿作業が終わりましたので、本日公開させていただきます。
お話の大筋は元のままで大きな変更はしておりませんが、９万字あった本編を一からすべて書き直しまして、章立てを再編成したうえで三万四千字ほど加筆させて頂きました。
主な変更点としては、
・地の文章を三人称から一人称へ。
・一部の登場人物の名前を変更。
の二点となります。
一人称になったことで、視点人物に合わせるかたちで文章を全体的に柔らかい言い回しに変え、迂遠な表現を可能な限り平易な言葉遣いにさせて頂きました。そのため、文章量は大幅に増えておりますが、読み味としては以前のものより軽くなったのではないかと思います。
また、加筆をした部分の大半は日常パートにおけるキャラクターの掘り下げに充てられてますので、ジャンルとしては「ミステリー」ですが、より「お仕事モノ」としての側面が強まったかもしれません。
期せずして、カクヨムコンの開催を目前に控えての公開となりました。
昨年度は短編部門でのみエントリーをさせて頂きましたが、改訂版の本作で規定の十万字を超えることが出来ましたので、今年は長編部門のほうでお祭りに参加させて頂きたいと思います。
長いこと席を空けてしまいましたが、これをもちまして表立っての活動を再開したいと思いますので、どうぞ変わらぬご愛顧を今後ともよろしくお願いいたします。
『ゆうべには白骨となる』（改訂版）
https://kakuyomu.jp/works/16816927861191690467