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スポーツ賭博とアリバイ

今日大谷翔平の通訳水原一平氏が違法のスポーツ賭博で六億八千万円負け、それを大谷に肩代わりしてもらった事実が発覚し、ドジャースを解雇された。
たいへんショッキングなニュースで自分も驚いた。
そして大谷のことが心配になった。

心配な点は二つ。
一つはアメリカが違法のスポーツ賭博にものすごく厳しいこと。
かつてスーパースターのピート・ローズが違法賭博に手を染め米球界から永久追放されたと記憶する。まさか大谷が……と思うが神経質にはなる。

もう一つは「本当は違法賭博をやっていたのは大谷で水原は身代わりではないか」と疑われる点。
胴元への送金が大谷本人の口座からされていること。
またいくら親しいとはいえ自分の通訳の負債六億八千万という途方もない大金を肩代わりするなど、アメリカ人の常識ではまったく考えられないこと。
以上の点からどうしても大谷本人が疑われてしまう。

心配なのこの二つで、特に後者の件で大谷は自分のアリバイを証明しなければならない。
アリバイ、すなわち自分がやったことではなく【やってないこと】を証明しなければならない。
推理小説でも自分のアリバイ証明は最も難しいとされる。だから心配になる。

もちろん大谷は潔白だと自分は確信している。
大谷は肉体的にも精神的にも超人レベルで強い。
アキレスの強さとオデッセイの賢さを兼ね備えているというか。
今回その強さが仇になった気もするが、なんとか持ち前の強さと賢さでこの困難を乗り越えてほしい。
今は悪い時代だからこそ英雄の敗北ではなく勝利を見たいのだ。

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