時々、「絵が描けると良いですね。」とコメントを頂戴します。
素人ですので、プロが描く絵とは雲泥の差ですが、キャラの絵を描けて良い点を述べます。
①話作りの段階で役に立つ。
例えば、ヒロインを想像してる時、絵に描いてみると、
・表情は、おかれている境遇から、影がある。
・優しげ。
・首、肩は細い。労働階級ではない。
・アクセサリーをけっこうつけてる。金持ち。でも、本人は着飾ることにあまり執着してないので、着飾っていても、どこか、さっぱりした雰囲気。
という情報を抽出しながら絵を描く事になります。
絵を描きながら、エピソードを考えている時もあります。
絵が完成したら、じっ、とながめて、キャラの雰囲気を見ます。
・美しく、優しげ、性格の良さから清らかなオーラを放っている。でも、不幸さが濃い影を作っている。
キャラが一言も喋らなくても、そこに立っているだけで醸し出すオーラを把握してから、また、話作りに戻ります。
そういう女性であるから、ヒーローはヒロインにひかれる、という話作りが、無理なく、すんなりといきます。
私の場合は、話作り→絵を描く→話作り。サンドイッチです。
絵は気が向いたら、なので、描かない場合もあります。
②読者さまがキャラをイメージしやすくなる。
例えば、「女子高生、黒髪ストレートロング、クールビューティ」と言えば、ぱっ、とイメージ思い浮かびますよね。
でも、「豪族の娘、黒髪を肩上で結い上げ、大きな髷を頭上に作り、しとやかな美女」と言っても、ぱっ、とイメージは思い浮かばないですよね。(佐久良売のことです。)
・女子高生→制服。
・豪族の娘→服、何着てんのよ……?? は? 髪型……?
ここがネックです。わからない。
だから、イラストが一枚だけでもあれば、ぐっと想像しやすくなります。
そう思って、頑張って描いてます。
↓韓国源のキャラを構想時に描いてた絵。