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恋や明かさむ、挿絵66  瑠璃の小尺

瑠璃の小尺。
不透明ガラス。定規をかたどった飾り。
定規は、「頭良い〜。文明の利器〜」の象徴だったのでしょう。

黒柿の刀子。
黒柿は、カチノキ科の常緑高木。
黒い天然の縞模様が、渋い。
だいたい25センチくらい。

ガラスのお魚さん。
まさにストラップ。
奈良の貴公子は、こんな飾りを、八つぐらい? じゃらじゃら腰から下げていました。

布自体も貴重なので、綾布も、飾りになりました。

右下の刀子は、漆塗り、金細工の派手なやつ。

あとはカンザシ、真比登はもっと沢山持ってます。




「恋や明かさむ」
真比登の章  「第四十一話  敷 〜しくしく〜」
https://kakuyomu.jp/works/16817330667140952851/episodes/16817330669383169849

7件のコメント

  • どれも素敵!!
    ガラスのお魚ストラップ、愛嬌があって可愛いです。

    はじめに拝読した際、黒柿の刀子がお気に入りという真比登のセンスを渋くて素敵だなぁ、と感じたのを思い出しました。
    瑠璃小尺も小粋なアイテムですね。それにしても定規を象った飾りとは、玉佩のモチーフの幅広さが興味深いです。

    佐久良売さまを思いながら身だしなみを整える真比登の表情にも、ほっこりしました。
  • Skorcaさま

    どれも素敵、と言ってくださり、ありがとうございます。
    頑張って描いた甲斐があります〜。

    ガラスのお魚ストラップ、愛嬌があって可愛いですよね。
    当時の人も、同じように思ったのではないかしら?

    真比登、黒柿の刀子が好きなのは、センスが渋いです。覚えていてくださって、嬉しい!
    瑠璃小尺、小粋なアイテムですよね。
    現代でも、スマホをかたどったストラップとか、探せばありそうです。
    ミニチュアにして、飾りにして、楽しむ。奈良時代の人は、ずいぶん遊び心があったようです。

    佐久良売さまを思いながら、そわそわ、身だしなみを整える真比登の表情にも気がついてくださり、ありがとうございます。m(_ _)m
    こんなところが可愛い男です。
  • わあ!ずごい!
    仕事がはやーい!
    定規が本当に📏でした。びっくり。
    現代では文房具感が強いですが、瑠璃製ならば工芸品といった感じです!
    三石から六石もすると考えると大変な宝だったのですね。
    どれも素敵ですが、私はお魚さんが気に入りました。
  • あっ、肝心なことを忘れていました!!
    普段はリクエストに応じないとのことでしたご、今回、挿絵を描いてくださってありがとうございます!!!
    素敵なイラスト嬉しいです!
  • ぽんにゃっぷ様

    おはようございます。
    瑠璃の小尺の見た目、本当に定規です。
    私は文章で説明して、これが分かるだろうと思っていたのですが、たしかにイラストで見ないと、ここまで定規なのだと読者さまには伝わりにくいですね。
    イラストにして良かったです。

    瑠璃の小尺、精巧なミニチュアの工芸品、といったおもむきです。
    天平尺《てんぴょうじゃく》(奈良時代の尺度)は、唐の大尺に等しいそうです。
    最先端の輸入文化の象徴、でもあったのではないでしょうか。
    (値段は私の架空です)

    お魚さん、気に入ってもらえて嬉しいです。現代人から見ても、可愛い! と目をひくと思います。

    リクエストを受付けていないのは、画力がそこまでなく、描ける絵と描けない絵があるからです。
    ぽんにゃっぷ様からのリクエストだと、応じないわけにはいかないですね。早い仕事で納品しました(≧∇≦)b
    つたない絵ですが、喜んでいただけたなら、何よりです。
  • 古代日本の人々のお洒落、色々と考えられていたんですねぇ~。
    昔の人はどんな物をどんな風に身に着けていたのか。考えると何だか楽しいです。
  • きんくま様

    はい、参考にできるのは、後世に残るもの、お宝級のものになってしまうので、真比登は贅沢品を持ってます。
    楽しい、遊び心、奈良時代もありますよね。
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