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「うらふく風の」歓喜の母刀自の挿絵

「若田郷出身、北田花麻呂です。」

花麻呂、十五歳。
今日は、上毛野衛士団の、卯団に配属されて、始めての挨拶の日だ。緊張するぜ。

ぞくり。

突然、花麻呂は、身体が冷えた。
気のせいか。
気のせいだ。

ぞくぞくぞくっ。

「うっ。」

いや、気のせいじゃない。激しく身体が冷えて、なんだか腹が痛くなってきたような……。

いかん花麻呂。はじめの印象は大事だぞ!
笑顔だ、笑顔!








「うらふく風の」
第三話 「あどすすか」

https://kakuyomu.jp/works/16817330655408028560/episodes/16817330655427067293

4件のコメント

  • 花麻呂には可哀想だけど、母刀自はこんなにも喜んでいるのだから、我慢我慢。

    母刀自が頑張ったおかげで、古志加と三虎は添い遂げたのだから、花麻呂の春は母刀自が齎したようなもの!!

    だと、思って我慢我慢。
  • かごのぼっち様

    ええ、花麻呂には可哀想だけど、我慢ガマン、ですね(笑)
    花麻呂は、なーんにも事情を知らない。
    母刀自は喜んでるし、母刀自の頑張りが巡り巡って君の春を……、ですからね。(≧▽≦)
  • あぁ、このシーン、大好きでした。
    挿絵でも見れて嬉しいです、ありがたや~
  • きんくま様

    このシーン大好きと言ってくださり、ありがとうございます!
    私も描いてて、楽しかったです。(≧▽≦)
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