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六道輪廻の7番目 その3

さて、散歩中に焦りました。明らかに強い何かが私の後ろでうかがっています
ふと、頭に浮かんだ事があります。鬼が学をつければ自分達が迷う事が無くなるのではと
速攻で何かが繋がりました。神が今の考えを仲間内に流したのです。
私は鬼の歴史が知りたいし、鬼の商人がいたらカッコいいと提案しました。皆が賛同してくれました
そこで以外な人物が名乗りを上げました。菅原道真公です。かの方も怨霊として鬼の一人だったのです(将門公も鬼に登録されています
鬼の子供を始め、学の無い力の小さい大人の鬼まで自由に学べるようしよう、と盛り上がりました
かの有名な大江山を学問の地にしようと提案した所、鬼が去って行きました。酒呑童子一派の者だとわかりました
そこで神が私に異空間を上げると提案してくれました
鬼たちが見入る処か立ち竦むレベルのエタニティのアクリルボードに霊力が宿り、新しい異界への入り口になったそうです
大丈丸一派は古くに拠点の山を無くし、あちこちで暴れていました。好都合なので勝手に住まわせました。
鬼達曰く、広い大地があるそうです。私はただの人ですから行けません。しかし、神の力で野山や森があるそうです
左甚五郎の様な鬼を使役できた大工が来ないかと考えた所、本当に来てくれたそうです
ここならば、救護隊の拠点にもなりますし、現代では居場所を無くした者達の駆け込み先になって一石何鳥です

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