掲載中の小説「もののふともののけの挽歌~會津城下のこひびと~」の第13話目をあげました。
少し気が早いですが、お正月のお話です。
そして、久々の主人公ユイちゃん視点。
元気一杯で、そんなに悩みもなさそうだったユイちゃんも、この6年色々思う所があったようです。
前回のお話は少年漫画っぽかったですが、今回はちょっと少女漫画みたいですね…。
そして、私が食べるのも作るのも好きなもので…お正月を書いていたら食べものをちょこちょこ出してしまいました。
作中の「ざくざく煮」は、田作りで出汁を取る具だくさんの汁物で、大根、人参、里芋、牛蒡、糸こん、きくらげなどが入っている郷土料理です。シンプルな味付けですが、それ故素材の味が活きて滋味あふれる美味しさなのです。神様へのお供えものとして使われたりもします。
ちなみに
会津のお正月といえば、元旦そば、二日餅、三日とろろが定番です。
(一日に餅の家では二日がそばになるようです。)
一日の「元旦そば」は、鶏出汁のかけそば。
二日目のお雑煮は「つゆ餅」といって、牛蒡や大根、里芋、油揚げなどが入った醤油ベースのおつゆに餅を入れて食べます。
そして三日目は、山芋をおろしてご飯にかけるいわゆるとろろご飯(これを食べると一年間風邪をひかないとか。)。
地域によって、様々なお正月の定番があるのでしょうね。食文化も趣深いなぁ。
※今更ながら…カクヨムの使い方が分からず…。
下書きでは空欄なんで無いのに、掲載版では大幅に空欄ができてしまう個所が??あれれ、何がまずかったんだろう…何回か更新してみたけど直せない…