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〜今日のお題〜
①「見て神」:進捗状況です。+おまけ「見て神は関西弁を頑張って標準語にしています」
②「ととト」:更新です。+おまけ「ちょっとしたこだわりの話」
«●「見て神」について»
(
https://kakuyomu.jp/works/16817139554862831866)
今週から連載を再開しようと思います。まずは月曜日~木曜日にかけて4話を公開します。
内容は、大規模討伐任務のおさらいと天たちの任務の様子。そして、三校祭に向けた動き出しを描いています。いよいよ始まる【希望】の章。お伝えしていた通り、優たちの青春だけでなく改編の日に隠されている“とある真実”や天人・魔力持ちについての情報も盛り込んでいます。楽しんで頂ければ幸いです。
★おまけ:「見て神は関西弁を頑張って標準語にしています」
はい、題名の通りです。関西で生まれ育った私にとって、関西(大阪)弁が最も馴染みのある言葉です。こうして敬語で話している分には良いのですが、例えば「机に直す(意味:机の中にしまう)」といった、多分、万人には伝わらない表現も作中あるかもしれません。神代兄妹や春樹についても、会話を一度関西弁で思い浮かべた後に、標準語に直しています。もしおかしなところがあったら誤字脱字を含めてぜひ教えて下さいね。おまけとして、翻訳前の4人のやり取りを乗せてみます。敬語で話すシアは基本的に印象は変わらないと思うのですが、どうでしょう…? イントネーションなんかは特に違いが出るのですが、文にするとそうでもないかも…?
優「天、何してるん?」
天「え? シアさんが面白いって言(ゆ)ってたパズルしよかなって」
(優の部屋で1000ピースパズルをぶちまける天)
優「いや、普通に邪魔やねんけど?」
春樹「……それより、天。はめるん速ない? 早速絵ぇでき始めてるんやけど」
天「ん? だって見れば、大体どれがどこにはまるか、わかるやん」
シア「凄い……。さすが天ちゃんです!」
天「ふふん、そうやろ? すぐに褒めてくれるシアさん、めっちゃ好き」
優「待ってや、天。俺も褒めてるやん。天は可愛いし、格好良いし、天才や」
春樹「出た、優のシスコン」
シア「ゆ、優さん! わ、私はどうですか?」
優「もちろん、シアさんも可愛くて、きれいで。格好良いです。尊敬してますよ?」
シア「……」
天「自爆するくらいやったら、聞かんかったらいいのに……」
春樹「まぁこれが、2人の夫婦漫才ってことやろ。知らんけど」
優「てか、そうや。俺、こんなことしてる場合ちゃう。宿題まだやったんやわ。ちょっと図書館行ってやってくる」
春樹「そうなん? ならオレも手伝うわ。調べたいもんもあったしな」
優「お、ありがとう。助かるわ」
春樹「天たちはどうする?」
天「このパズル、完成させるわ。結構面白いかも」
シア「お手伝いします、天さん!」
優「天、俺が買ってくるまでに片付けといてな」
天「いいよ。その代わり、コンビニで額縁買ってきといて」
優「いや、なんの代わりやねん……」
「おおきに」や「どない」は案外使わないので、こんな感じかと。ついでに、抑揚をつけると大体関西弁マスターになれます。優が言った「ありがとう」は最後を上げる、天が言った「めっちゃ好き」は「めっ(⤵)ちゃ(⤴)好(→)き(→)」ですね。以上、雰囲気の違う見て神をご覧頂きました。
«●「ととト」について»
(
https://kakuyomu.jp/works/16817139558728387693)
毎日更新予定です。これからも無理のない範囲で続けます!
今週からは“魔法使いの町”ファウラルの話をお届けできればと思います。少し前に話したチキュウから来た勇者との話をお届けするつもりです。迷宮で使われた爆発の魔法は、どこかの爆裂娘が放つ「爆裂魔法」かも知れません。今回は、使用者は撃った後に倒れたりはしませんでしたが、黒髪赤目の主人公スカーレットが使うと昏倒すると思います。そのお話も、お届けできれば良いな…。
★おまけ:ちょっとしたこだわりの話
フォルテンシアに登場する地名には「ディフェールル」「ジィエル」が多いかと思います。それはフォルテンシア語で「~ル」が「~する物」を示す言葉だからですね。似た理由で「エルラ」「イーラ」などの「~ラ」は「~する人・者」を表す言葉…という設定です。「ラ」については別荘でのエピソードなどでお気づきの方もいらっしゃったかと思いますが、「ル」については先日公開した呪文詠唱の場面でしか触れていません。ステータス上に表記される「死滅神」なども、日本語に似た共通語ではなく本来は「イーラ」とフォルテンシアの文字で表記されていたはずです。あくまで共通語を母語とする主人公スカーレットが見るから、そう見えるだけ、という設定です。
さすがに言語を1から作れるほどの知能を私は持ち合わせていないので、こうした小さな“こだわり”程度にはなってしまうと思いますが、少しでもフォルテンシアという異世界を味わう一助になっていたなら嬉しい限りです。以上、ほんの少しだけフォルテンシアを楽しむことが出来るかもしれない小話でした!