かつて、レイ・ブラッドベリの表現に憧れ、こんな素敵な文章で満たした小説を書きたいと思っていた時期があります。私には無理でした。
村上春樹先生の小説が好きで、先生の小説に頻出する比喩表現の真似をしようとしたことがあります。ごてごてとした変な文章ができました。
俳句をつくったことがあります。真面目に俳句に取り組んでいる方から、これは五・七・五の散文で、俳句ではないと評されました。
私には文学的表現や詩的表現を書く才能は皆無のようです。
いまは私の小説にそんなのは必要ないと割り切って、シンプルでわかりやすい文章を書こうとしています。
めざしているのは、内容がストレートに伝わる文章です。
それだけでいいのだ。