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メモ2









勃った事も久しぶりで、ましてや射精なんてまだ期待出来ていなかったため、俺は物凄く喜んだ。
どれくらいかというと、立ち上がって彼女まで立たせて両手を握ってぶんぶん手を上下させてはしゃぐくらいには。

ありがとう、渚さん。
もう勃たないと思ってて諦めてた!
今日だって、先輩が奢るから少しは気晴らししてこいって無理矢理だったから、失礼ではあるけど正直話だけして時間来るのを待とうとしてた。

でも渚さんは話を聞いて親身になってくれたし、少しでも改善するようにとしてくれた。

こんなに早くまた勃つ事が出来たのは、渚さんのおかげだ。
渚さん、ありがとう!

そして、俺は握った手を離すと、そのテンションのまま抱きついた。
その時、彼女のささやかな胸の先端の突起が俺の胸板に突き刺さった。

「あ、あの。
今抱きつかれると
その、言いづらいのですが、臭いが。」

あ、確かに精子臭いね、とは言えなかったけれど気付いてしまった。
精子臭いで誤魔化してはいるけど、渚さんの乳首は勃起していた。


中略



せめてものお礼に、渚さんにも気持ち良くなって貰いたいと思い、提案した。
本来そんな事しなくても風俗店なのだからやって当たり前の行為なのだけれど。

「せめて口濯いでからでも良いですか?」

それはもっともだ。
プレイ中、再び口付けする事もあるだろう。

気を取り直して、口をゆすいて戻ってきた彼女をベッドの前で再び口付けを交わした。

先程よりも濃厚に、右手は彼女のお尻を優しく撫でる。


形の良いお尻だなと思い、つい軽く叩いて掌で掴むように揉んでみた。

ひぅんっ
どうやら感じてしまったのか。
それともびっくりしてしまったのかな。

でも俺は見てしまった。
彼女の内腿にツーっと滴る液体に。

ベッドに行こうか。

俺は渚さんを仰向けに寝かせた。

口内を三度蹂躙していく。
じっくりねっとりと。
同時に右手で彼女の柔らかい肌に触れていく。
脇腹から始まりお腹、臍と。
そして上へと上がり、ほとんど膨らみのない甘食の胸へと。

渚さんは声をあげている。
口を塞がれ苦しいのか、感じているのか、それともお決まりの演技か。

彼女の身体の動きを見ればわかる。
これは少なくとも演技ではない。

口から離れると、首筋から段々と降下していく。
時間をかけてゆっくりと。

プライベートもあるし他の客の事もあるだろうから、キスマークはつけないように慎重に。

そしてついには胸にいきつく。
既に手による侵食は完了していたので、次は舌による侵食が始まる。

胸の外側からゆっくりと攻めていき中々頂上までは登らない。
焦らずゆっくりじっくりと舐めまわす。

その間、空いた手は太腿を攻めていく。
洗濯物を手揉み洗いするかのように。

「あふぅ」や「あんっ」や「んっ」と漏らしている事から感じてくれている事は理解出来た。

そろそろ乳頭山山頂へと登頂する。

「んんんっ」
渚さんの声のトーンが一つ上がった気がする。
さくらんぼのヘタどころか某タレントのような舌使いで、登頂から滑り起きないように、もなくように攻めたてた。

「あっだ、だめぇ、ひぃ、んんんんー」
渚さんは軽く全身を震わせた。
軽くイってしまったのかなと思った。

それならばと今度は歯という重機が山頂を上下から挟み込む。

「あっあっあぐぅ、あっあっあああああっ」
やや下品な声が発せられたのを確認すると、山頂からではなく海底が大噴火してしまったようだ。
視界の僅かギリギリの範囲でそれを捉えた。

同時に身体が腰を中心に跳ねていた。
ベッドという太平洋プレートが少し軋んで揺れた。


中略

仰向けに寝かされると渚さんは見下ろしながら微笑みと同時に次の内容を宣言した。

「じゃあ素股で気持ち良くしますね。その前に、一度沈んだチョモランマをおっきくします。」

さっきのように渚さんは俺のチョモランマをぱっくんちょする。
一度認識されてしまえばセキュリティはガバガバなのか、渚さんの口と舌であっさりクララ立ちをしてしまった。

先程と違い、チョモランマが聳え立っても怯む事なく唾液コーティングは続いた。
また発射するわけにはいかない。

今の俺はあの太腿に挟まれて擬似セクロスを楽しむんだ。

不思議とその事だけに集中出来ていた。

「っぷあっ、はぁはぁ、おっきくて長くて大変です。」

マジンガーZがグレートマジンガーになったようなものかな。
光子力バリアみたいに脆くはないはず。

「じゃあ始めますね。」
仰向けの俺に跨るように、俺の太腿に渚さんは乗っかった。
この時は知らなかったが、普通素股をする時にはローションを男性器に満遍なく塗る。
滑りをよくして擬似女性器を味わってもらうために。
素股初挑戦だったために知らなかった。

「私が、癒やしてあげたいです。だから、これは私が勝手にやる事です。本当に嫌なら跳ね除けてください。」

何を言っているのかわからなかったので、その後の行動は受け身となってしまった。

渚さんは腰を浮かせると、右手でチョモランマを持って、海底火山へと照準を合わせた。

俺が疑問に思うよりも早く彼女は腰を落とした。

「あああああああああいああいぎっ」
彼女は、渚さんはNGであるはずの本番プレイを自ら行った。
それも事もあろうにコンドームもつけずに。

性病に関しては嬢はみな、定期的に検診を受けているので、心配は多少しかしないが。

それよりも、何よりも、彼女の中に侵入するとかなりきつい障壁があり、俺のチョモランマは抵抗許さず突破した。
そしてその先の最終到達地点へも届いてしまったていた。

痛みからか、渚さんは挿入した後は動けないでいた。
理由は簡単だ。

彼女は処女だったのだ。




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