最近『あなたの本棚のどくしょのあき』をTwitterや近況ノートにあげる方がいますね。
カクヨム仲間のレネさんから「遊井さんもやってください!」とお誘いを受けたのですが……。
ど……ドーナッツ
く……くるみ
し……塩パン
よ……ヨーグルト
の……のり
あ……あんず
き……きたあかり
食べ物しか思い浮かびまーん!!(本棚には子供の本ばかり)
これでは終われないので、最近読んだコミック漫画をご紹介します。(リクエストと違うことをするのが遊井イズム)
✢お菓子な擬人化妄想日記/シブヤツキミ/KADOKAWA
題名のとおり、お菓子を擬人化した話です。
かき氷は京美人、ビターチョコはイケオジ、タピオカはビジネスギャル、フルーツタルトはドジなお坊ちゃまなどなど。
一途な武士であるようかんを、遊井エッセンスでご紹介します。
ようかんって大人になると良さが分かるけれど、子供は洋菓子やスナック菓子のほうが断然好きだよね。
遊井そわ香もそのひとり。ようかんの良さがまったく分からない。
寡黙で頑固な武士って感じで、つまらない男。
だからそわ香は「ちょっと遊んでくる!」と言ってようかん武士を放置し、ミルフィーユちゃんやチョコチップクッキーちゃんと遊んだわ。
遊び疲れて帰ってくると、ようかん武士は同じ場所に座ったまま雨にずぶ濡れ。水ようかんになっていたわ。
男は言った。
「お主が『ちょっと遊んでくると』と言ったから……待っていれば必ず帰ってくると……信じていた」
キャー!!一途だね。かっこいいね。素敵だね♡
だが遊井そわ香は残酷なことを言った。
「ごめん。いまだにようかんを美味しいとは思わない。私はスナック菓子界の永遠のアイドル、ポテトチップス王子と人生を添い遂げるわ」
なんて切ない。誰か、ようかん武士を愛してあげて!!
✢世界の大富豪 とんでも無駄遣い伝説/葛西りいち/竹書房
大富豪たちのとんでもないお金の使い方を紹介しています。クレオパトラ、煬帝、豊臣秀吉、ヘンリー・フォードなどなど。
印象的だったのは、フランスのアルフレッド・ショシャールが自分のお葬式を最高のものにしようと、葬儀の打ち合わせに四年かけ、38億円を使ったにも関わらず、葬式では召使いの怒りが爆発して、遺体に卵とトマトを投げつけられたという……。
あともうひとり。大倉喜八郎72歳のときに、42歳の山下という男が借金のお願いにきます。
大倉は「君の人生と交換してくれるなら、全財産あげてもいい。30年もやり直せるなら安いものさ」
どれだけ成功しても「時間」は買えない。
山下さんは奮い立ち、山下汽船を盛り返したのでした。
最後なんとなくいい感じで終わりましたね。
一日一日を大切に過ごしていきましょう。