と見出しを書いたもののあからさまなネタバレ嫌いなので、多分書かないんですけど、先入観がどうして入ると思うので、先に読まれない事推奨です。
おはようございます、水縹こはるです。今回の近況ノートは、どちらかというと、私が「影」でしたかったことを、誰が求めてる訳でもなく、私のためのメモとして残したくてかく感じになるかと思います。
今回の「影」は、人の無意識に焦点を当てることに興味を持って書いたものです。「下にいるから父だ」、「散らかってるけど焦ってたんだろうなぁ」など、経験や憶測などで見えなくなっているものや、見ないようにしてたりするものって怖いなと思ったのがきっかけです。
また、「人の死」が突然起こることにも注目しました。伏線は張るけどうっすらと、娘が感じてる不安や恐怖は家に一人だから。途中まではそういう風にも取れるように書いたつもりです。どちらかというと写実的な表現が好きなので、大切にしたい空気感でした。
また、二項対立や対比表現などが好きで、挑戦してみたかったので「冷と暖」、「静けさと騒がしさ」、「明と暗」などを使って挑戦してみました。
同じ系統ですが、時系列をオノマトペで二者間で共有することも試してみました。擬音の表現って苦手意識があるのですがせっかくの初投稿ですから、やりたいことはやっていこうと思い実行しました。
何より今回挑戦した裏テーマであり、私に課した主題は、表現(の長さやくどさ)による、時間の流れの操作(かっこよく言いました)や、不気味な空気感の演出でした。あえて初めは淡白に、淡々と物語を進め、各編で物語が進みクライマックスになるにつれて、表現はくどく長くなる、そういった不気味な、読むスピードの変化をつけてみたいと思いました。それによってじっとりとした空気感と、嫌なスローモーションが効果的にシーンを引き立たせないかなと。
こうやって書くと、自分を綺麗に書きすぎだなぁと思いますが、全てやりたかったことですし、出来たかどうかわかりませんので子どもの夢程度のものだと思って頂けると幸いです。
ですがやっぱり、素人なりに力を入れて書いて、すごくワクワクしながら書いたので、誰かに見てほしい、楽しんで欲しい。そういった気持ちがあったと思います。
そんな中寄せられた皆さんからの暖かい反応の数々は、本当に天にも昇るような気持ちにさせられました。私の拙い文章に、こんなに反応を頂けるのは、素直に飾らずに、嬉しい、の一言でした。
生意気にかっこいいこと言いましたが、やっぱりまだまだだとも感じた作品です。いつかまた書き直したい。この作品をより良いものにしたい。その為にもこれから精進していこうと思います。
皆さんから頂いたありがたい反応に恥じることないよう、これからも伸び伸びではありますが、誠心誠意精進して参りますので、どうかこれからもよろしくお願い致します。
長くなりましたが、また近いうちに、別の作品を出すつもりですので、それまでこのネタバレを一読した後に、もう一度読み直して頂いたりしても面白いかもしれません。(宣伝みたいでやらしいですね)全然出来てねぇーじゃーん!と思いながら読むのも一興ですよ。
それでは皆様、良い一週間を。