切実な悩み。
基本的に物語を作るとき、まず結末を決めてそこから逆算していく形で構成していくのですが、僕の場合メリットに対して大きなデメリットが発生してしまいます。
メリットは悩まなくていいこと。結末というゴールが決まっているので、展開に悩んでも「その結末に辿り着けるか」が判断基準になります。だから書いていて「どうしよう」ってなる事が殆ど無い。
デメリットはその結末に至るまでの過程が退屈で仕方ないこと。
いや退屈は言い過ぎかもしれないけど、例えば10章構成だったとすれば第8章くらいまでは9〜10章までの前準備みたいになるので、早く結末へ辿り着きたい一心で書くのがめちゃくちゃ疲れる。
『覚醒』においても同じこと。一応チャプター3の終わりとか物語全体の折り返し地点とか、要所要所に見せ場は設定しているけれど一番書きたいのはやはりクライマックス。
それまでは「あー早く書きたい……でも前準備であれとこれとそれ書かなきゃ」って使命感に追われながら書いてる感覚になる。
でも楽しさもある。覚醒は意図的に自分の趣味のような「屁理屈こねこね」を一切制限していないから。
延々だらだら屁理屈を並べるだけのシーンが多いのはそのため。
でもその屁理屈全てがきちんと意味を持つように設定を持たせられたのは良かった。
まだその意図は明かせないけれど、これからも沢山屁理屈こねこねします。テキトーに流し読みしてほしい。というか読まなくて良いくらい。
数週間くらい更新はお休みになると思いますが、悩みながら書いてます。それはみんな同じだと思う。
でもその悩む時間を楽しめている限りは大丈夫だと思います。