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『デス・ストランディング』と僕の創作意欲

本日、メタルギアシリーズで世界に名を馳せた小島秀夫監督の最新作、『デス・ストランディング』が発売されました。
カクヨムユーザーさんの中でゲーマーな人ってどのくらいいらっしゃるのでしょう。僕はゲーム大好きです。小島監督作品大好きです。
無論、デスストも買いました。でっかい限定版。すげーでかい段ボール箱で来ました。

で、それが何なんだよって話ですが、実はデスストは現在連載中の『覚醒器官』を作るきっかけとなった作品です。

もともと覚醒は二年くらい前から構想していたものです。当時はまだタイトルもまだ決まっていなかったですし、設定や世界観も今と全然違います。

何となく表紙に惹かれて買った『ウサロボセカイ』という画集からイメージを膨らませ、半人半機械の生き物を描こうと思ったのが始まりでした。
しかし全然設定が噛み合わなくて、結構長いこと停滞していました。

それとは別に、「自販機で赤ちゃんが売られている」という設定がポツンと浮かんでいました。何でそんな事を思いついたかは覚えていませんが、多分街を歩いていて自販機見て思いついたとかそんなんだと思います。
たいてい歩きながら考える事が多いので。

で、バラバラに浮かんでいた二つのアイディアを結びつけたのが『デス・ストランディング』の一番最初のトレーラー。
海に座礁した様々な海洋生物の死体、そこに佇む男の背中。その光景を見たとき、一気に世界がつながっていくのを感じました。

僕が描きたかった世界は、全てあの景色にあるのだと思い知りました。だから思いっきりオマージュしてでも、僕も作品を築き上げようと決意出来ました。

「海辺に佇む自販機と、そこから吐き出される赤子」はそうして生まれたものですが、そこから先は自力で考えていく事にしました。デススト自体謎の多い作品としてプロモーションされていましたし、真似をしたいわけでも無かったので。

半人半機械は「未知の生命体に寄生された人間」に変わり、そこから「人間」が「人形」に変わり、最終的に現在の「機械生命体」に落ち着きました。このあたりは悩みに悩んでの選択でしたが、出来る限り分かりやすいものにした方が自分としても書きやすいので正解だったかなと思っています。

あっという間にデススト発売日が来て、覚醒はというとようやくチャプター1が終わったところで全体の1/10にも満たない進捗ですが、変わらず気ままに書いていきたいと思います。

勿論、デススト以外にも様々な作品からインスピレーションを得ています。単なる真似事ではなく、本当に描きたい何か、そのエネルギーを具現化出来るようこれからも頑張ります。

というわけで、デススト購入された皆さん、共に繋がり合いましょう。良いゲームライフを!

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