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本当に酷いことをしたと思っている

「本当に酷いことをしたと思っている。だが悪いことをしたとは、これっぽっちも思っちゃいない」

というセリフがふと脳裏に浮かんだ

僕はこいうところから、物語を書きはじめることがある。
自動筆記的につらつらと

「たとえば俺は、大勢の人からこの件で非難を浴びせられるだろう。それはも避難するしかないくらいだ。でも俺は逃げない。たとえそんなことになろうとも、俺はお前を放ってはおかない。なぜなら、俺は大人だからだ。大人はダメなものはダメだと言わなきゃならない。たとえ一文の得にも、一部の徳にもならなくてもだ。いやむしろ、得をしないからこそ、やらねばならないし。徳を削ってでもやるべきことがある。吸っていたタバコを地面に投げ捨て、踏みつけて消すような非常識なことをしながらでも、俺はそれをしなければならないってことだ。さあ、おしゃべりはここまでだ」

 俺は吸っていた煙草を携帯灰皿に入れて火をけし、ポケットにしまう。目の前で泣いているガキは5歳くらいだろうか。ほっぺたが赤く腫れ上がっているのは、俺が平手を食らわせたからである。

 嗚呼、いい大人が5歳の男の子を公園でひっぱだいた挙句に、大声で説教をしている。人に見られたら何の言い訳もできないなぁ。

 まあ、いい。

 どうせ普通の人には見えはしないのだから。




みたいな

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