「私の彼氏は可愛いので我慢するのが大変だ(性的な意味で)」
30：世界はそれを愛と呼ぶ……んだろうね！
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895698790/episodes/1177354055133444231 完結いたしました。
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054895698790：：：
4月の中頃から、二代目フリーワンライ企画さんのお題と時間をお借りして書いていたエロコメ作品、約6万字で完結致しました。
一応、お話としては区切りがつきましたので「完結済み」のステータスにしております。なにぶん即興小説の体で書いていたので、1話と最終話付近のノリが違うのはご容赦ください（記録の為、カクヨム版は手を加える予定はありません）
エッチなエロコメ、ということで始めた作品でしたが、そもそもエッチだと思うことを他人にぶつけたらセクハラでは？ 無理矢理致すのって、たとえ相手が恋人でもいけないのでは？ では合意を得るってなんですか？ と、考え始めたらこうなりました。
作中でも書きましたが、書き手の私（30代です）の世代から上は、おそらく「正しい性知識」を持つ人間が少ないと言われています。（もちろんきちんと勉強されたり、学んだ方も大勢いますので、大きく括ってしまうことは危険もありますが……書籍等でも、この世代に向けた「性教育」の本がたくさん出版されておりますので、それを理由にしております）
こと創作（フィクション）作品では「いやよいやよも好きのうち」「抱きたいと思われているから愛されている」「男だから性欲があって当たり前」「女は自分からすることを前向きにとらえない」という感覚が基となるフィクションは星の数ほどありますし、そこに代えがたいロマンやロマンスがあることも重々承知しています。
私自身もそういった創作物を楽しみ、そういった感覚を持っている人間なので、昨今の「性的同意」や性自認の多様化を見て、では自分の好きなものはどうなんだろう？ と考えるようになったことも、これをこういう形で終わらせるきっかけになりました。
静留の可愛さを愛でることは、フラジャイル（壊れ物・弱いもの）をいじめるものと表裏一体ですし、合歓の思い切りの良さは、行き過ぎた支配欲の先を予感させるものでもあります。と同時に、それを創作物の「趣味」として楽しんでいるのも事実で、そことの折り合いをつける作業は少し大変でしたし、読んでいてズレを感じた方もいらっしゃるかなと思います。
先述した今までの価値観とは違う、恋人や友人を尊重するラブコメ・恋愛作品は増えてきたと感じますし、それこそ私が知らないだけで、昔からたくさんの作家さんがチャレンジされてきたことだと思っています。
私も今回、自分で調べられる範囲（主にネットの記事・図書館・電子書籍になりますが）を飲み込み、彼らなりの関係性や会話を考えてみました。
もし、なにかお気づきの点があれば、ぜひコメント等（ジェンダー関係のことは本当に素人なので、根拠のしっかりした資料等などに導いていただければこれ幸いです）をいただけると嬉しく思います。今後の改稿や別作品への参考にさせていただきます。
連載中もツイッターでうんうんクダを巻いては、いろいろな記事やお考えを示して頂いたことに感謝をしております。コメントでも応援いただき、読み手さんがこんなことを感じているんだなとリアルタイムで見ることができたこともすごくうれしかったですし、参考にしておりました。
ありがとうございます。
ラブラブしてる番外編が増えてたらよろしくお願いします（笑）
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＜参考にさせていただいた本・サイト＞
・セイシル→
https://seicil.com/（TENGAの会社さんが運営する中高生向けの性情報サイト。分かりやすく、入門に良かったです）
・『必ず知っておきたい「性的同意」の話。紅茶におきかえた動画を見てみよう』
https://www.huffingtonpost.jp/entry/content-its-simple-as-tea_jp_5dfd6ff1e4b05b08bab5b8fc?utm_campaign=share_twitter&ncid=engmodushpmg00000004 （HuffPostJapan）
・ＬＧＢＴとハラスメント (集英社新書) 神谷悠一 (著), 松岡宗嗣 (著)
・感染症医が教える性の話 (ちくまプリマー新書) 岩田健太郎 (著)
・ＬＧＢＴを読みとく ──クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書) 森山至貴
・先生！彼と一緒に気持ちよくなれるセックスの方法を教えてください (eロマンス新書) 藤沢チヒロ (著), 108号 (著), トイアンナ (その他)
・ 心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 イルセ・サン (著)
・ 図解 工場のしくみが面白いほどわかる本 (中経出版)
石川 和幸 (著)
・ 目から鱗がポロポロ落ちるセクハラの話: これが意識の最前線！ 有馬珠子(著)
・ 裁判にしない、セクハラ・パワハラ相談 円満解決シリーズ
白石恵美子(著)