異世界ファンタジーとラブコメを書いてみた時点での感想です。
異世界ファンタジーという作品は、僕にはとても書くのが大変で、現代を舞台にしたラブコメがスイスイ書けてしまうものだというのが分かりました。
異世界ものを描くのは好きなように世界観を創作でみるという楽しみがありますが、舞台設定を細かく決め、それを描写していく必要がありました。描かなければ僕の頭の中だけでしか世界は見えて来ないのです。だからキャラクターを動かすより舞台の説明に苦心したのが異世界ファンタジーでした。
逆に現代を舞台にしたラブコメは非常に舞台設定が楽でした。静岡や秋田やパキスタンやパラオといえばそれだけでどんな場所かという雰囲気がなんとなく伝わりますし、テレビ、学習机、ピアノ、石灯籠や庭にある池、亀の剥製、その説明だけでなんとなく家の情景が浮かんでくれるのです。登場人物の価値観も現代人に準拠できるので、それを少し外すだけで魅力的な人物になってくれます。
現在2作品目のラブコメを楽しく描いて居るところですが、異世界ファンタジーの方が読者がつく初速が早く継続的に新規の読者が増えてくれています。
個人的にはラブコメの方が面白くキャラクターも魅力的仕上り完成度が高いと感じて居ます。けれどニーズは圧倒的にラブコメより異世界ファンタジーの方みたいです。実際にカクヨムの累計的な人気作品の殆どが異世界ファンタジーですしね。
読者が異世界ファンタジーを求めるのは、現実から離れたワクワク感を欲して居るからいだと思います。僕も多くの読者に読んで貰うためにワクワクするような舞台設定を描けるようになりたいものです。