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ガールズサイド

 本日完結済みの現代ファンタジー小説「お助けキャラに生まれ変わったけれど」に暇つぶしで作った奴を掲載します。
 いわゆるときめきメモリアルのガールズサイドの世界に転生したと仮定して女性視点で書いてみた感じで第1話の少し言い回しが変わっただけです。
 内容に変化は無いので、読む価値はあまりないかもしれません。

 書いている途中この先どんな展開になるのかプロットを組んで見ましたけど全く違う展開にならないと成立しないことが分かって来ました。何故なら同じ状況であっても、男性と女性では先の展開が全く違う結果になる事があることが想像出来たからです。

 例えば本作のゲーム主人公である武田は報酬の良さからプロサッカー選手になる道を考えましたが、女性スポーツイベントの観客動員数の少なさからそ高い報酬は望めません。バレーボールかフィギュアスケートか硬式テニスかゴルフ選手がなんとかという感じですが報酬はそこまで高くなく、報酬を目当てにした武田のような存在が目指すようなものではなさそうです。アイドルかモデルを目指すといった方向になりそうです。
 異性の入浴を覗いた場合、男子生徒は大事になりますが、女子生徒は大事にはならなそうに思います。厳重注意ぐらいで停学にはならないでしょう。
 家庭内暴力が起きても家を出ろとは言われないでしょう。尼寺に放り込まれるといった展開はあるので、全寮制の高校入った武田と似た境遇にはできそうですが。
 売り飛ばされてマグロ船に乗るといった展開もあり得ません。こういう時、女性がつかされるのは肉体労働では無く性産業です。未成年なので表の泡風呂やAVは無理なのでアングラ的な場所になることでしょう。情があつそうな家族が放り込むといった事を応じないでしょう。
 主人公も不良にナンパされるといった展開はありえますが喧嘩まではいかないでしょう。ましてや番長が出てきて決闘をするとか、親分が出てきて息子のように可愛がってくれるようなるとかも考えにくいです。

 武田的な存在が退学となる場合はイジメで他の生徒を自殺に追い込んだとか、援助交際しているのがバレるとかそういった感じになるでしょう。恋愛SLGのRTAを目指す人物がする行動ではないので初期設定から変えないと成立しません。
 男性視点の恋愛SLGは、自身の将来の幸せのために、能力をあげて将来稼げる人間になる事と好みの女性を籠絡するという2柱で構成されているのでは無いでしょうか。
 それに対して女性視点の恋愛SLGは、自身の将来の幸せのために、将来稼げそうな高スペックでイケメンの男性を籠絡するために相手に合わせた能力を磨く事と、周囲の同性を羨まがらせて優越感を感じるという2柱で構成されているのでは無いでしょうか。

 それ大枠のプロットは、アイドルを目指す場合は容姿と話術と歌唱力を磨き、声楽か軽音部かダンス部への所属を目指すでしょう。
 モデルを目指すなら容姿と運動と語学を磨き、演劇部かダンス部を目指すでしょう。
 最高難易度の幼馴染は、実は良いところのボンボンで高スペックの王子様キャラといった設定になるでしょうか。

 作中主人公のお助けキャラですが、バブル崩壊後の就職難で夜の仕事をするのではないでしょうか。そして失われた30年が終わった時はアラフィフでまともなルートに戻れません。一人淋しく死んだ場合は、次こそはいい人を見つけて愛のある生活をしたいと思うのが自然かなと思います。幸い男性客相手を散々してきたので、相手の将来性や性格を見抜く目は高くなっててもおかしくないです。容姿が多少の劣っていても、真面目で誠実で自分の事を将来愛してくれる存在を見つけるのではないでしょうか。
 そうなると日本の国難を助けるといった話にはなりそうにありません。
 パトロンになってくれる大物を見つけて政界に進出し内閣総理大臣を目指すといった超展開を考えましたが2011年3月までに達成するのは無理です。
 電力会社社員になって内部から改革するといった展開も、女性は原子力に関わる仕事に就けるのか疑問です。将来に生まれる子供に影響がないようダイオキシンが発生する廃棄物処理場で働く事が推奨されていないように、遺伝子に変異を起こしかねない放射線環境で働けるのでしょうか?
 僕が電力会社の採用担当や人事担当だったとしたら、将来の風評も考えて、女性は原発部門に配属させないようにします。

 地震学者になるといった話は二番煎じとなりますが可能ではあります。ただ僕の感じる女性像だと日本が危ないなら海外に逃げとけばいいや、超常的な存在に出会ったなら、丸投げしちゃえってなりそうな気がするんですよね。

 また暇な時、こうやって実験的に仮定を変えてプロットを練る実験をしようと思います。そしてそれなりの話になったら冒頭を書いて掲載してみようと思います。
 物語の冒頭を書くのが難しいけれど、完結を書き上げた次ぐらいに楽しい瞬間ですから。

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