2025年初投稿です。
まずは、前作にレビューを頂いた十坂真黑様にお礼申し上げます。
「雪女の優しい愛の物語!妖怪退治の珍道中・中華ファンタジー★」
(marakonさんのレビュー)/
流浪の賢人とその弟子、夏の豪雪を晴らして山村を救う
https://kakuyomu.jp/works/16818093090953127817/reviews/16818093091323619412他の作にも、みなさんよりいくつかレビューを頂いておりますが、返事も出来ず申し訳ない……まだまだ不慣れなものでして。
ちなみに僕は十坂真黑様の、こちらの更新を毎回楽しみにしています。
たった100文字で世界は変わらない(100文字小説集)
https://kakuyomu.jp/works/16817139557629394014ほとんどの話を三題噺で書いてらっしゃるのが達者だなって、まず思いました。
それと、100文字ってログラインを書くのに良く用いる文字数でもあるから、ここから短編なり長編なりにもふくらますネタにも出来る可能性も考えられるわけです。そういう意味でも、もしかしたらこの中から新作が……と思ったりもして、楽しいのでした。
――あ、これをレビューに書けばよいのか。後ほど、そう致します。
さて、3作目です。
短編創作フェスのお題が「つま先」……最初はこりゃ無理だと、思いましたよ。
でもほら、渡辺綱が鬼の腕切り落として、それを鬼が取り返しに来るって話があるじゃあないですか。それを思い出しまして。
で、腕の代わりに「つま先」ヤっとく? にした次第です。
お題が出たその日のうちに概要はまとまったので、結局お題に関する苦労は、最初の印象ほどではありませんでした。とはいえ、あれこれ調べ物をせねばならず、いつも通りのロースピード……。
それと、書きあがったら12,000字ほどになったので、削るのがちょっと大変でした。
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「御師さん、宋俊たちを叱らないで欲しいんだ……何にも知らないみたいだし」
少しの間考えて、道登は口を開いた。
「ふむ……分かりました、そうしましょう。しかしやはり……全て解決したら、皆に一本釘を刺しておくのは必要ですね」
釘をと聞いて、制多の顔が少しばかり青くなる。
修行を兼ねたお仕置きを連想したのだ。
「えーっ! 一晩片足でつま先立ちとか、させるの?」
「いやいや……させるわけないでしょう」
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みたいなやりとりを、あちこち削っております。
ではまた。