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色欲の街に垣間見る文学史

 画像は日本最大規模の特殊浴場街である吉原のすぐ近くにある樋口一葉記念館にて撮影したものです。一葉が生きた当時の吉原遊郭の様子が伺えます。

 いかに登楼を前にして気分が浮かれていても一度は作家を志した身、Googleマップで目的の特殊浴場を検索した時に、五千円札でお馴染みの女流作家を取り上げた博物館があると知れば興味を惹かれるものです。一葉がまさか吉原遊郭のすぐ近くで生まれ育ったとは思いもしなかったので尚更です。身近にあった遊郭が近代日本を代表する女流作家にどのような影響を与えたのか気になって見学しました。

 代表作であるたけくらべには正に吉原遊郭の近くで生まれ育った影響が現れていると知り、久々に自発的に小説を読みたい気分に駆られました。今はアマゾンで買った現代語訳版の到着を待っています。

 年末年始の吉原は繁忙期、この機を逃さずに新エッ性を書き出そうと思います。

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