ちょっとやってみました。
短編と長編で、複数作品抜けた人が多いけど、どういう傾向にあるのかな、という。
データとして参照させていただいたのは、柴田様の分析結果です。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859223023567/episodes/16818093073573924661https://kakuyomu.jp/works/16816927859223023567/episodes/16818093073574215622こちらが、短編長編それぞれで、同一の作者が何作品突破してるかを記載してくれてたので、そこから実際にカクヨムコン9の中間選考を抜けた『人数』とその傾向を見てみようかと思って、以下をやってみました。
作者単位で突破した作品数別の、作品数の割合
短編
6作品:1.588%
5作品:1.985%
4作品:7.148%
3作品:31.171%
2作品:23.031%
1作品:35.076%
長編
7作品:0.671%
6作品:1.439%
5作品:2.638%
4作品:7.482%
3作品:7.482%
2作品:19.664%
1作品:56.211%
これは、『一人で6作品突破した』場合は『6作品』のところで作品数をカウントしてます。この場合、一人で6×1のカウントで、突破総数の割合を計算したものです。
見ての通り、作品数の偏りだけ見ると、短編長編ともに、最大は当然1作品だけ抜けた人なのですが、短編は次が3作品抜けた人の作品の占める割合が高く、しかもそれが1作品だけ抜けた作者の作品数に占める割合に近い。
そもそも累計作品数で見れば、なんと全体の65%近くの作品が、複数中間選考を抜けた人の作品で占められています。
とはいえこの傾向は長編もそこまで行かずとも、全体の40%は複数抜けた人で占められていることに。
じゃあ作者のユニーク数で計算するとどうなるかというと……。
短編
6作品:0.445%
5作品:0.668%
4作品:3.007%
3作品:17.483%
2作品:19.376%
1作品:59.020%
長編
7作品:0.131%
6作品:0.329%
5作品:0.723%
4作品:3.417%
3作品:1.511%
2作品:13.469%
1作品:77.004%
似たような結果が出るのは当然ですが、短編は中間選考抜けた作者のうち40%以上の方が2作品以上が抜けてます。
一方長編は、2作品以上抜けた方は23%程度。
当たり前といえば当たり前ですが、長編で2作品以上抜けた人は、短編の半分程度まで減少しました。
ただそれでも二割以上いると思うとすごいですね。
言い換えるなら、カクヨムコン参加した作者の総数はちょっと分からないのですが、その中でもさらに一定数の作者が評価を集めている構図が浮き彫りに。
これはコンテスト常連という方も結構いると思いますし、上位の方にはすでに書籍化された作品があるという方も結構いるとは思います。
可能なら、これにそもそも総作品数で同じような集計をやってみればいいのかもですが……。
さすがに手元にデータがないので厳しい。
でもこういう分析は好きなんですよね……。
自分でもプログラム組んでやってみたくはなります(笑)
特に今回の場合、各部門別の中間突破作品の★とフォローの数は気になりますし。
もっとも、カクヨムコン終了後に積み増した作品も多いでしょうから、何とも言えませんが。
この集計をきっちりされてる柴田様はホントに凄いです。
そして何の脈絡もなくまたにゃんこ写真。
今日は正面からのドアップです(w