こんにちは、お世話になっております。丸深まろやかです。
さて、今回は『美少女と距離を置く方法』について、読者の皆様にお知らせがございます。
現在書籍版が2巻まで発売されている当シリーズですが、2巻の売上が惜しくも足りず、現時点ではレーベルさんから続刊製作のゴーサインがいただけていない状態です。
まだ正式決定ではありませんが、このまま販売数が伸びなければ、びきょりは2巻で打ち切り、ということになりそうです。
応援してくださった読者のみなさん、ご期待に添えずに申し訳ありません。
もちろん、みなさんの口コミ等で売上が復調すれば、今からでも判断がくつがえるということもあります。ので、もしまだ見捨てずにいてくださる方は、口コミや各通販サイトなどでのレビューをして下さると嬉しいです。
ただ、それよりも大事な、お伝えしたいことがございまして。
万が一、びきょりを応援して、すでに2巻も買ってくださっている読者の方の中に、『打ち切り回避のための2巻の追加購入』を考えている方がいらっしゃる場合、それは、できればやめていただきたいのです。
というのも、それでもし、やっぱり売上が足りずに打ち切り、となった場合に、追加購入した分のお金が無駄になってしまうからです。
私は、打ち切りの危機が悲しい、という感情とは別に、読みたいと思っている人が少なく、商材として優秀ではない作品は、打ち切るべき、だという考えを持っています。その方が、作家と作品、読者とレーベルのためにもなると思っているからです。
もちろん、口コミ等で興味を持ってくださる方が増えて、それで売上が伸びる分には嬉しいのですが、打ち切り回避のためだけの、同じ方の重複購入というのは、無駄になる可能性も高く、効果もそこまで大きくないので、やめてほしいです。
どうやら、ラノベ読者の方にはそういうふうに、作品の応援にすごく力を注いでくださる方もいらっしゃるようですので、Twitter以外に、こちらでも触れさせていただいた次第です。
作家であると同時に、私も読書家のひとりです。なので、無理やりな作品の延命に無駄なお金を使わずに、そのお金は新しい作品との出会いに使ってほしいです。口コミは絶対に無駄にならないので、そちらでの応援なら、どんどんお願いします笑
ということで、もし打ち切りを惜しんでくださる方がいらっしゃれば、口コミと神への祈りで、レーベルの判断がくつがえるのを願っていてください。
さて、ここからはびきょりファンでいてくださる方向けの後語りです。
びきょり、終わってしまいそうです。ごめんなさい。書きたかったお話も、少なくともまだ2冊分くらいありましたが、これが商業の世界ですね。
一応、まだ可能性があるにはあるので、少しだけ3巻のお話を。
3巻は、続刊許可が出た時のために、構想自体は前から練っておりまして。
内容としては
①楠葉くんと橘さん、はじめてのお泊まり
②須佐美さんと隠岐くん、ふたりの関係と、出会いのきっかけとは
③楠葉くんの家に突然の珍客が…？
という3つの要素を、季節柄、文化祭準備から当日までの中で描いていこうと思っています。
特に②に関しては、注目してくださっていた方が多いというのと、あと、中身がおもしろくなりそうなのもあって、ぜひお届けしたかったですね。
須佐美さんの恋のお話、書きたかったな。
という感じで、もし3巻の許可が出たら、こんな感じになります。
ちなみに私自身の方はというと、実はけっこうげんきです！笑
2巻が発売して一週間後くらいには、売上のなんとなくの予測もついていて、その頃から打ち切りを覚悟していたので、気持ちの切り替えも済んでいます。もし気にかけてくださってる方がいらっしゃれば、もう大丈夫ですよ、とお伝えしたいです。
作品が終わっても、作家としてはまだまだ頑張らないといけないので、落ち込んでばかりいられませんしね。
あとは、さっきも言いましたが、読みたいと思っている人が多くない作品は、終わって然るべきだと私は思っていますから。
作品を読んだ人がどう思うか、ということと、その作品を読みたいと思う人が多いか、というのは、全く別の問題です。だから、作品がダメだったとも思っていませんし、好きでいてくださる読者さんに対しても、君たちセンス見る目あるね！と私は思ってます！笑
ただ、応援してくださってる読者の方々には、本当に申し訳ないです。あとは、びきょりのキャラクターたちにも、ですね。特に須佐美さんは、最後まで書いてあげたかった。他のキャラクターたちも合わせて、書かせてくれてありがとう。これからもずっと大好きです。
まあまだどうなるかわからないので、終わりムードにしてはいけないんですけどね汗
というわけで、今回のお知らせはこの辺りで。
みなさん、本当に愛してますよ。
それでは、失礼します。