こんにちは、いつもお世話になっております。丸深まろやかです。
さて、タイトルの通り、今回は悩みのお話です。
長くておもしろくもない話なので、お暇な方だけお読みくださればと思います。
現在、世間の情勢もあって毎日がお休みで、小説を書いてばかりいます。そして最近では、『心配性で一途な彼女』の執筆と並行して、新しい作品も書き始めました。
ただ、実はここで悩んでまして。
この一年で、わたしはいろんな作品を書きました。知る人ぞ知る青春小説(現在非公開)や、ファンタジー、それから、ラブコメ三連弾。その中で、自分が一番楽しめて、かつ、クオリティも上げられて、結果も良かったのは、やはり『距離を置く』だと思っています。
ただ、この作品は正直なところ、人気が出たのはかなり偶然というか、奇跡なのです。この作品は連載開始当初、ランキングも鳴かず飛ばずで、数百人の読者様と一緒にのんびり連載していこう、という感じでした。スタートダッシュが命だと言われるウェブ小説界では、最初にランキングを上がらなければ、その後に人気が出ることはほぼありません(この辺は作者側の事情なので、聞き流してください笑)。
そして、『距離を置く』がランキングを上がらなかったのは、この作品が『後半盛り上がり型』の作品であることに由来しています。後半の展開に自信はありましたが、冒頭、序盤にインパクトがあるわけではないので、そうなりました。実はちょっと、人気が出ない覚悟もしていました笑
ですが、『距離を置く』はある時を境に、具体的には45話を超えたあたりで、急速に読者が増えました。こんなことは、普通では考えにくいことなのです。理由として考えられることはいくつかあるにせよ、でもやはり、一番大きいのは運だ、としか言いようがありません。
つまり、『距離を置く』がウェブ小説でウケたのは奇跡に近く、このウケ方、伸び方には、再現性が全くありません。
何が言いたいかと言うと、『距離を置く』のような作風が大好きだし、これからもそういうものを書いていきたい気持ちはあるけれど、また『距離を置く』のように成功できる可能性は著しく低く、そして厄介なことに、私はそれをものすごく恐れている、ということです。
この結論には少し前に至りました。
そんなことがあり、最近は『心配性』と新作を書きながら、悩んでばかりいます。私はどうすればいいのか、新作はどんな作品を書くべきなのか、自信を持って決められずに困っています。
もちろん、こんな悩みは私だけのもので、解消するのも私だけの仕事です。私が好きで創作なんてやってるんだから、お前の好きなようにやれよ、という話なんです。でも、こうして文字に起こしてみたくなるときが、たまにあったりもします。
『心配性』は『距離を置く』が人気になる前に書き始めた物なので、『距離を置く』とはあえて作風を変えています。なので新作の方は、今のところは『距離を置く』ファンの方に響くような作品にしたいと思っています。ですが、恐怖も不安もあります。
みなさんは私に、どんな作品を期待しているのでしょう。作家としての私の価値とは、なんなのでしょう。小説を書くのって、難しいですね。
さて、長々と書いてしまいましたが、『心配性』も新作も、どっちも頑張りますので、よろしければ応援してくださると嬉しいです。