• 恋愛
  • 現代ドラマ

この春に思うこと

久しぶりの更新となりました。
『食べる魔女の婿取り物語』の続きを1話更新しています。
それから、『恋すれば孤独』。こちら、後日談をお届けする予定でしたが取りやめとしたため、本日遅ればせながら【完結】といたしました。状況がかわりまして、申し訳ありません。(後日事情をお届けします)


この一ヶ月ほど、またもや春特有の忙しさに追われておりました。
今年、長男が成人し、高校を卒業、社会人(就職)となりました。

Twitterでは主婦の日常的なことも呟いているのでご存じの方も多いかと思いますが、長男は五歳の時に広汎性発達障害の診断を受けております。

もう産まれたときからその兆候がでていたので、いつ『そうだと認めるか』が私の中での修羅場だったといいましょうか……。
それを過ぎて心が決まったら憑きものが落ちたように楽になり、その道を進むのみと過ごしてきました。

最終目標は、学歴とかなんとかではなくて、彼が私がいなくなっても一人で生きていけることです。
仕事をする道は繋がったので、これから家事を仕込みます。

WEBで長く創作活動をしてきたので、長い読者さんは、それこそ私が独身で夫と付き合っているときから知っているという方もいらっしゃると思います。だとしたら、この長男を出産して、診断を受けて、療育をして……とその道筋を見守ってきてくださった方も、途中から応援してくださった方もたくさんいらっしゃたと感じています。

そんな皆さんに見守られて、長男は社会人に……。
独身のころから小説を書く活動をしていたわけですが、そんな長男の行く末を不安に思いながらも、私の日々を支えてきたのは自分の中に沸き起こる物語を書き続けて、読んでくださる方に届けること。書くこと、読んでいただくこと、感想をいただけること(いただけなくてもPVなどの見えるものでの反応も含めます)。それが息抜きで、心の支えでした。

そんなことをふりかえる春でした。
私の付き添いなしでは外を歩けなかった子が、いまは自分で行く先を決めて鉄道に乗って遠くに行ってしまいます。
買い物なんて不安で怖いと言っていた子が、いまはヨドバシさんで、自分に必要なものを選んで買ってきます。
不安だったけど、この子はこの子だと見て付き添ってきて良かったと感じています。
そのそばに。書くことがありました。

まだ見守りも必要ですし、次男の子育ても残っていますけれど。
これからも、私の心の支えである書くことは続けていき、皆様と楽しい時間を過ごしたい。そう思っています。

これまでそっと見守ってくださった皆様、私の物語を一緒に支えてくださった皆様、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。

愛媛・松山の実家に帰省した時の写真です(2018年)

5件のコメント

  • 夏川 武史様

    夏川さん、いつもこちらに来てくださって、ありがとうございます。
    お嬢様も高校生になられたばかりなのですね!おめでとうございます!

    ありきたりなことしか言えず申し訳ないのですが、その子その子の道があると思っています。そして一番はそのそばに寄り添えていける親がいることですよね。
    大多数のお子様とは異なる道となると不安になることもあるかと思いますが、その子が無理をせず、安心していられる日々が大事だと思っています。

    いま振りかえると苦労……だったのかな……とか。
    私より先に発達障害児に向き合い道を開いてきてくれた先輩ママさんたちの経験、学校の先生方、専門家の方々、行政制度……。いろいろ手助けもあったからかなと感じています。

    お嬢様がこれから、お父様と楽しい日々を過ごしていくことを祈っております。

    またお父様も創作を通じて、心安まる時間を過ごしてくださればと、おなじ物書きとして願っています。

  • お兄ちゃんが生まれてからは、不安な日々を過ごして次男君が生まれて、お兄ちゃんの病気と向き合いながら、家族全員でお兄ちゃん、1番不安を抱えながら子育てをやっているママを支えて、ママの小説家としての活動も理解して、ママが自分の時間を持って書き続けている事に頭がさがります。お兄ちゃんが障害を持ちながらも生まれてきてくれたのは、意味が有ると私は思います。私の姉も先天性の重度の心臓疾患を持って生まれてきて、兄、私は健常者で生まれてきて、姉の辛い日常を見る事で、健常者である人々に神様が、健常者が当たり前では無いんだよ!障害や虐めに負けずに心臓の手術後は、病気を己の個性として今も周りに助けられながら65歳の現在も生きています。頑張って学校を卒業して自力していったお兄ちゃん、家族全員、学校の先生方の努力と愛情の賜物だと思います。お兄ちゃんは強い男性に成長して、その姿を見て育った次男君も立派に成長していくと思います。ママの辛かった日々を乗り越えて今年の桜は特に美しく見える事だと思います。これからも素敵なお話を書いてくださいませ。
  • みぃ姉様

    姉様もありがとうございます!

    次男のことが出てきて思い出したのですが……
    いつだったか、お兄ちゃんが療育で放課後デイサービスに週2回通っていることを見ていたチビさん(次男)が、『僕も来年から小学校にはいるから、兄ちゃんとデイサービス行けるよね。皆と遊んで、先生とお休みの日に鉄道でどこかにいっていいなって思っていた』と言われて『えええ😅』と思ったことがあります。
    (健常者の子は利用できないよが説明できず…)

    さらにチビさんに兄ちゃんの障害のことどう思うと聞くと『障害というか、あれが兄ちゃんそのものとしか感じない』とも言われました。
    障害ってことも、世間が決めた枠なんですよね、きっと。ひとつの枠に過ぎません……。

    そんな障害を持って生まれた兄と、健常者という枠に入った弟を育てても、障害ある子と健常な子の『進路の選び方』に違いがあれど、どちらも、その道を歩かせるのは楽ではないということでした。(健常者の子にはそこの枠で生きる苦労がありますから)

    そう思うと、どちらの子育ても必死ということになりますから、同じ事なんですよね。みんな同じ。
    違いだけで差はないというのが私の中であります。

    みぃ姉様のご家族も、お姉様もお兄様も、みぃ様も、お互いを支えあって、ひとつの家族として乗り越えてきたことが、唯一無二の絆となって固く結ばれていると思えます。これはその状況に置かれたご家族しかわからないことだし、得られないことです。尊い経験だと思います。ひとつ、多く与えられたことなんだと私は思います。


    私、夫と結婚するときに『小説はやめない。書かせてもらう』と宣言していたので、書かせてくれる男と結婚したといっても過言ではないです😅
    その通りに、夫は私の創作活動にはなにも文句も言わずにそっとしてくれていたので、その時間を与えてくれたことほんと感謝しています。

    どこまで続けられるかわからないと常に思いつつ、でも、今日も頭の浮かぶ物語を打ち込んでいきたいです。
    これからも、一緒に過ごしていただけましたら幸いです!
  • いやー本当に心配は尽きませんよね。こちらこそ茉莉花ドラックにどっぷりと浸かってwガリガリと削られた心をだいぶ癒してもらいました。Twitterでも家族の話から小説の裏話まで妄想も含めてお付き合いくださり感謝でございます。また新しい船出を楽しみにしておりますので、茉莉恵ちゃんのペースで楽しんでください!
  • marucha様

    いやー、もうママさんみたいに、まだ発達障害ということが認知される前の時代に苦労して切り開いてきてくれたお母さんたちのおかげもたくさんありました。

    私は書くことで息抜きをしていたけれど、見つけてくれたママさんが読んでくれて、また先輩ママとしていろいろと教えてくれたこと話せたことも救いでした。

    書きたい物語、いっぱい残っているから、まだまだ書いていくよ😌✨
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する