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徒然なるままにその日暮らし

四つ葉のクローバーを持っている。

なにかの本の間に挟んで、そのままになっているから

どこにあるか分からないけれども

「持っている」ことには変わりはない。

先日、道端でおじいさんが植え込みのあたりでうずくまっているのを見かけ、

熱中症の季節でもあることだし

慌てて駆け寄って「どうされましたか!?」と大きな声を出したらば、

おじいさんは恥ずかしそうに一言

「四つ葉のクローバー探してるねん」

と言った。

何のために
誰の為に

四つ葉を探していたのだろう…。

趣味なのだろうか……。

四つ葉のクローバーは大事に置いておくと、いつかお金に変わるという伝説がある。

私の四つ葉もそろそろお金になっていてもいい頃合いだと思うので

本棚から探してみようと思う。

でも、おじいさんが四つ葉を見つけられたかどうか
それが一番気になるところだ。

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