『フィンディルさんの感想』についてのエッセイは、しばらく前に書いていたのだけれど、アップするタイミングを逃していたのです。
けれども、ゆあん様が『筆致は物語を超えるか』企画の参加者向けエッセイの中で触れられていたので、それに便乗してアップすることにしました。
話は変わりまして、今書こうかどうしようか迷っている『雪を溶く熱』の次回作の大まかな設定を。
☆徳大寺秋人 レーシングドライバー。自らの才能に限界を感じている。年齢は24歳くらいかな? ジムカーナでの活躍を経てレーサーとなった。
☆土屋美冬 秋人の元恋人。秋人の影響でモータースポーツをチラッとやってた。
☆美冬の弟 名前は不明。新井敏弘さんからいただいて、『敏弘』にしときましょうか?
秋人の影響でモータースポーツを始める。
ラリー・ダートトライアルの選手(アマチュア強豪)。
登場するクルマ
☆ストーリアX4(クロスフォー) ラリーやダートトライアルのカテゴリー内で無敵を誇ったクルマ。
標準のストーリアは、1000〜1300ccの小型車だけれど、X4はなんと、軽自動車のミラ用の660cc4気筒DOHCターボエンジンを713ccまでストロークアップしたJC-DET型エンジンを搭載。
713ccというのは、当時の全日本ラリーのAクラス(1000cc以下)に参加するためで、ターボ係数の1.4をかけても1000ccに収まるようにしたのです。
メーカー公称値では120馬力、リッターあたり出力168.3馬力と当時のレシプロエンジンでは排気量あたり出力が世界最高でした。
ただ、日常の足にはまったく向かず、低速トルクはすかすかだし、高速道路を巡航するときはエンジンを回さないといけないし(エンジン音がうるさいらしい)、というとんでもないクルマです。
スパルタン過ぎて、モータースポーツをやる人以外には全くの不向き。相当なドライビングテクニックがないと、性能を引き出せないでしょうしね。
こんなアタマの悪いクルマ(褒め言葉です♡)が最終的に8000台も売れたらしい。
ストーリアのカタログにも乗ってない知る人ぞ知る変態グルマ(褒めてます♡)だから、これは凄いことですよ?
ざっくりストーリー①
ある晩(雪は降ってない。季節は夏?)美冬の元に、疎遠だった秋人が訪ねてきた。
レーシングドライバーを辞めて、高知に帰ってきたという(あれ?)。
かつて身勝手に上京を決め、自分を捨ててレーシングドライバーになった秋人。
まだ秋人のことを想っていた美冬は内心喜んだが、秋人が挫折して帰ってきたことには釈然としないものを感じていた。そこで。
「私とよりを戻したいんだったら、私と勝負して勝ちなさい!」
ずびしっ!
とある施設の駐車場は、週末の夜間は地元のジムカーナ競技者たちの練習場となっていた。
そこでジムカーナで勝負をしようというわけだ(もちろんハンディキャップあり)。
ジムカーナで勝負をつけようとする美冬の真意とは。
ジムカーナ
ここでは、駐車場にパイロンを並べて作ったコースでのタイムトライアルである。
想定タイムが45秒から1分30秒程度のコースの中に低速域から高速域に至るまでのあらゆるドライビングテクニックが要求される。
敷居は低いのだけれども、奥はものすごく深い競技である。
ジムカーナ使いは、テクニカルなイメージがある。
ざっくりストーリー③(あれ、②は?)
厳しいハンディキャップを乗り越え、秋人勝利。これで晴れて、元の恋人関係に戻れる……と思いきや。
褥(しとね)をともにして、一夜明けたあと。
「私に勝ったくらいで、良い気になってんじゃないわよ! レーシングドライバーとして天下取ってきなさい!」
と追い出してしまう。その後、美冬号泣。
秋人とやり直せるチャンスをふいにしてしまったことを嘆くのであった。
ざっくりストーリー④(②が抜けたままですよ?)
エピローグ。
美冬が上京することになる。その理由は……☆
ざっくりストーリーの②は回想シーンになると思う🍥
雪の晩とかのプロットの設定は、そこでクリアしてやろうかと。
この構成に、ちょっぴり工夫を凝らしたいな、と思っています。
書くとすればですがね★
一応挑戦はしてみるけれど、クオリティが低くなりそうなら断念します。
既に第4弾(これを断念したら第3弾になりますが)も考えているので。
自分の中でテーマを持って取り組みたいと考えています。
①他の方が考えないような構成にしてみたりだとか、②調べた事柄を程々に提示する、だとか。
同企画には、既にクルマに関するインパクト大な作品が投入されているので、『なんとしても、これを書きあげたい』という情熱はないですね。
『せっかく考えたんだからカタチにしたい』気持ちが半分。
『ダメなら次のヤツを書こう』というのが半分。
書かないかもしれないから、設定を公開した側面もありますからね。
思いのほか長くなってしまったぜ。
それでは皆さま、良いお年を〜🎍