フランス国民議会選挙 極右政党が得票率首位予測 仏公共放送
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240701/k10014497751000.html少し心配な雰囲気もなくもないです…(๑¯ω¯๑)
フランスの問題点が浮き彫りになったかと思うのですが、右派の国民戦線の他に、ここ数ヶ月で成立したニワカ勢力の左翼〜極左連合の新人民戦線が急激に勢いを伸ばし、中道与党が敗北する可能性が大とのことです。
フランスの選挙の異質性は、この一ヶ月前に行われた欧州議会選挙との対比で分かることなのですが、欧州議会選挙は右派・極右躍進という事なのですが、その実、負けたのは中道連合ではなく極左でした。具体的には緑の党潰滅でした。中道は負けはしたもののかなり善戦して踏みとどまっています。
これに対してフランスはこのままだと極右or極左が主軸の議会勢力になり、中道が総崩れになるという心配です。フランス政治の一大欠点でもあるかと思うのですが、フランスは極右・極左の勢力があまりに強すぎ、今回のような状況になると中道勢力が崩れてしまう…という、日本の逆のパターン(日本は自民党が結局残る)なのが気になります。
仮に欧州の雄・フランスが崩れると欧州経済に大打撃となるかもしれません。極右・極左ともにEU懐疑派であり、どちらも陰謀論っぽい不気味な言説を広めてもいます。これだとEUの景気が悪化し、EUからの投資が世界に届かなくなる状況も考えられます。こうなると欧米からの資本に頼る途上国や韓国あたりまでの相当の国家が流動性の枯渇という問題に直面し、国家破綻含めた非常に厳しい瀬戸際に追い込まれる心配が出てきます…
今の所はまだ結論を出すのはあまりに早すぎるので、速報値という事にしますが、欧州議会選挙およびトランプvsバイデンの分裂米国大統領選挙などを絡めて、状況がもう少し見えてきたら「インフレ政策で自滅したバイデン」という感じのタイトルで、これらの世界主要国の崩壊がインフレによって惹起されたという程度の内容を俎上しようと思います。
ただ極右にしろ極左にしろ、選挙で勝ったのならば「自分たちのしたいことではなく、みんなの所得を上げて好景気にする方法を考えて、即時実行しろ!」とだけは言いたいですね。
我々は学級会に付き合っている暇はないのです。
生活苦で死にそうです。このインフレと向き合い、諸国民の民を救うのが政治家の仕事です。政権とったら極右であれ極左であれ、この仕事をするべきです。できなければ五年後には自分たちが政権から追われる身になります。
生活の質を改善し、好景気を作り出す
しかも政府の借金を増やさず、増税も可能な限りしないで、です
…政治家に求められているのはこれだけです。ものすごく難しいことではありますが、できないのなら選挙に出るべぎではないのです。
我々は自分たちの生活が国家のマクロ経済政策に依拠していることを常に自覚する必要があると思うのですが…??