完結までお付き合いいただけた皆様。
誠に、誠に有り難うございました。
以下、多少のネタバレを含む、長文の駄文になりますので、お時間のある方のみの閲覧をお勧めします。誠に申し訳御座いません。
尚、出だしは作品外の話になってしまいますので、重ね重ね申し訳御座いません。
◇ ◇ ◇
いずれは『カクヨム』に参入する予定でしたが、『カクヨムコン９』を知り、急いで投稿を開始しました。
右も左も分からぬまま投稿を始めた為、『カクヨム』どころか『カクヨムコン』というもの自体を良く理解しておりませんでした。
読者投票という制度を知り、先ずは☆や作品フォロワーを集めなくてはいけないと理解した際には、その獲得に躍起になっていた感はあります。
コンテストの相乗効果もあってか、二週間程で☆１００超、フォロワー５０超という数字を出せました。
「急参戦だったが、完結までの道筋も見えているし」という考えから、まだ戦える数字では無いのか？と考えていた事もありました。
……が、自身の過失による作品削除。
正直、茫然とするしかありませんでした。
運営に問い合わせ「何とか復旧を！！」と、嘆願する事を試みたくなりました。いえ……初動はそうしました。
が、世の中は連休中……。
明けてからの回答を待つか……とも、考えましたが、何か違う気もしたのです。（当然、カクヨムコンを何も知らない状態でしたので「まだ、リスタートも可能だ」という打算があった事は否めません）
新しい話をアップして、すぐに読んでいただける読者の方が居た事に喜びを感じていたのも本心で、それを、止めてしまうのが純粋に”嫌”だったのです。
そう考えた時に「コンテストは無理でも、こんなド素人の作品を読んで貰えるなら」と、集めたポイントを捨てる覚悟が出来ました（この段階では、まだ、前述の打算の落ち度に気付いておりませんでした）。
……という、お読みいただいた皆様には、全く関係の無い話から始めてしまい、申し訳御座いません。
結果として、リスタートさせ、完結に至り、読了コメントなどもいただけた事に非常に満足しております。
カクヨムコンの事を忘れる事で、純粋に作品と向き合えた気がします。
急にフォローリストから消え困惑された方もいたようですし、全ての方に復帰の通知が出来なかった事、そして、いただいたレビュー・応援コメントなども消えてしまった事に対して、大変申し訳無いとも感じております。
この場を借りて、謹んでお詫び申し上げます。
◇ ◇ ◇
自身の話はこれまでとし、作品についての話をさせていただきます。
先ず、タイトルについてなのですが『アドバンス（前進）』と、昨今の表現で使われる『アド』と『バンド』、を掛けて合わせて付けたタイトルです（何となく、ポップさと、やや昔のバンド物のイメージを出したくて基本は４文字に致しました）。
構想というか、全体像はかなり昔に完成していた作品でしたので、細部の加筆・修正がメインとなりました。
ですが、見直す度に、作中のキャラクターの見え方が変わり、そこに苦悩したのも事実です。
本作は終始、保科の一人称で進めていますが、脳内では各キャラクター視点の物語も組み立てておりました。
中には「何があったの？」と、思われた方もいたかもしれません。
ですが「他人の事を全ては把握しきれない」という言葉で、表現力不足の言い訳とさせていただきます。
保科に言われた言葉を、宮田はどう受け取ったのか？
保科の話を聞きながら、池上は何を感じていたのか？
宮田と木田の間で、どのような話があったのか？
姉御視点ならば、木田と宮田の関係をどう感じていたのか？
等々……筆者自身も語りきれていない部分が多い事は実感しておりますが、その部分の想像を読者様に丸投げしてしまっております。
申し訳御座いません。
ついでに、その後の話も丸投げにしてしまいます。
申し訳御座いません。
この作品で何を伝えたかったか？などという大それたテーマはありません。
純粋に、自身の経験や友人の経験を組み合わせただけのお話です。
強いて挙げるならば「こういう経験をしてきた人も居るんだな」という疑似体験をして欲しかったというところでしょうか？
または、没入して貰い共感を得たかったのかも知れません……。
前半は大きなドラマ性も無く、淡々と進む話なので率直に言えば「退屈」な話だとは思っておりました。
ただ、元々が大きな事件を取り上げる物語では無いので、それが無くては後半の展開が活きないとも感じていた為、その形式を取りました。
「積み上げたピースを壊して、再構築する物語」と表現すると格好は良いですかね？
何か、今回の自身にも当て嵌まる気がしてきます……。
◇ ◇ ◇
長々と駄文を書いてしまいましたが、読了していただいた方の、記憶のほんの僅かな、ニュートリノ並みでも良いので片隅に残って貰えれば幸いです。
本当に、有り難うございました。
※この後は『創作色々論』のネタ集めも兼ねてお世話になった方々の作品を拝読させていただきます。とにかく、読むのが遅い為、相当な時間が掛かる上に、全て回れるかは分かりません。☆評価や❤は付けると思いますが、レビューやコメントを書いていける時間があるか不明な為、そこはご容赦下さいm(__)m
※ひょっとすると、自身が最も苦手とする「ファンタジー物」を掲載し始めるかもしれません。