東京オリンピックの自転車ロードは、Web上で中継されていたのですが、実況も解説もなく、ただ走っている姿が延々流れているというものでした。
ヘルメットから髪の毛がはみ出しているスロベニアのジャージを着た選手が、ちょっと前にツール・ド・フランスで総合優勝したポガチャルという選手だということだけはわかりました。
終盤でポガチャルが、仕掛けてくる他国の選手のアタックを全部一人で潰していたのですが、アメリカの選手がアタックした時だけ、追いませんでした。
当時、私はそれを見て、なぜポガチャルがアメリカの選手だけ行かせたのか、全く理解できていなかったのですが、実はそのアメリカの選手は、マクナルティと言って、同じUAEエミュレーツというチームのチームメイトだったということを、後の解説付きの放送で見て、初めて知りました。
無論、オリンピックは国別の大会なので、スロベニアとアメリカは敵同士なのですが、所属するチームのチームメイトだからという理由で、アタックを見逃すという姿に、そういうこともあるのかと、感心しました。
それが元ネタになっています。