陽月

せっせと高い所を目指して登っていたテントウ虫。ふと気付けば、いつの間にやら下っています。不思議に思いながらも、引き返して再び登りだし……。最後はちゃんと飛び立ちます。 自主企画…

名を呼ばれ、振り返った先にいた黒ずくめの男。その男から、24時間後に死ぬと告げられた。それが本当なのか、そんなことは無いのか、分からないまま過ごす24時間。あなたなら、どのように…

堅く、茶色い土がむき出しになった地面に転がる、三羽の鳥。そうしたのは、少年と共にいるモンスターツリーだった。幸せの青い鳥を探しにでたはずだったのに。

悲鳴と共に、雨の中へ飛び出してきた女性。彼女は部屋に出没したあれから逃げてきたのだった。彼女は、たまたまそこにいた主人公に助けを求める。 ※作中にGが登場します。ダメな方は回れ右…

チリリン、チリーン。周りの風鈴たちが気持ちよさそうに歌っている中、一つだけ歌えない風鈴が。その風鈴の元に、一人のお客さんがやってきます。 改訂稿は、自主企画『短編限定実験企画：…

今でも、文通って生き残っているんでしょうか？　時間はかかりますが、便箋や封筒を選んだり、手紙が届いているかワクワクしたり、いいものですよ。 真鈴と彩香、二人のやりとりをお届けしま…

夜の無人駅にて一人電車を待つ：寝過ごして、無人駅に着いた主人公。知らない駅で、引き返すための電車を待つが、SNSで友人が怖がらせてくる。 友人が異なる時空へ行ってしまった：翌日の…

しめ縄についてあれこれと。私が育った地域の話ですので、全国でそうであるというわけではありません。しめ縄って、買うものじゃないんですよ。

作戦の決行日を明日に控え、眠れぬ時を過ごす。そんな時に部屋に相方が訪れる。互いに、やるべき事をやればいい。

私の場合、こんな感じで書いています。カクヨムに縦書き表示モードが搭載される前に書いたものですので、横書き特化になっています。（個人的には、作者が強制的に横書きor縦書きで表示させ…

赤い服を着た女が一人、立っていた。その手には、大きな鍵が握られている。巨人の家の鍵ほどの大きさのそれは、空を開けるための鍵だった。 自主企画『偽教授杯　写真に基づく競作小説コン…

スーファミの思い出をつらつらと。 自主企画『あなたのスーファミの物語』（https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054885058893）…

各エピソードは登場人物の一人語りです。 エピソード毎に語り手が異なります。ただし、エピソード名の「○○の××」の○○部が共通しているものは同一の語り手です。 時系列をごちゃごちゃ…

潮干狩りに出かけた帰りの車内。しりとりをしていたが、詰まって考えているウチに、子どもたちは限界が来たようだ。 自主企画『三題噺は薫風と出会いを運ぶ』（https://kakuy…

最近、テレビではハロウィンと言いつつ、おかしな格好をしている。スーパーへ行けば、おかしなカボチャやお化け、コウモリで飾り付けをしてある。昔はこんな物なかった。一体全体、ハロウィン…

王宮の全ては女王陛下のため。私達が働くことも、男たちも。ずっと女王陛下のためと働いてきたのに、女王陛下は王宮を去り、私は残された。 自主企画『三題噺は梅雨明けに』（https:…

大正時代に建てられた、古い校舎。雨が格子窓を叩き、外に目をやれば、合歓（ねむ）の木に花が咲いているのが見えた。 自主企画『三題噺は梅雨明けに』（https://kakuyomu…

部活の時間が残り30分というところで、雷が聞こえてきた。雨はまだ降っていない。テニス部では、ようやく一年にコート練習の番が回ってきたのに、もう片付けろと指示が出る。 自主企画『…

ちょっとそこの奥さん、いいのがあるんですよ、見てってください。熱中症になりそうな暑い日にはこれ、その名も「ヒヤリハット」。かぶるとあら不思議、冷気が降りてきてヒンヤリするんです。…

召喚魔法に失敗し、知らない世界に飛ばされた少年。両親は仕事でいないことが多いため、独りぼっちには慣れているはずだった。けれど、異なる世界で迎える夜は寂しく、両親との繋がりを求めて…

寒空の下、星を求めて、丘の上の公園へ。そこにいた白いワンピースの女性は、自分自身のことを「オリオンの恋人」だと言った。

年に一度、御山に星が降る。男たちはその星を求めて、御山に登る。大切な人への贈り物にするために。 3000字版は、自主企画『高難度、挑戦者求む！　千字と三千字で同じ物語』（htt…

西部方面は連日撤退続き、始末書ものです。士気の向上、兵の研鑽を狙った武闘大会では死傷者続出で、始末書。けれど、始末書を書けば済むのならと……。 自主企画『始末書を書こう!!』（…

週に二日しかないしっかりと作業時間を取れる日、ついついキリのいいところまでと作業をしていたら、すっかり遅くなってしまった。ようやく家に帰った秋雄に美加が用意した物は。 プロット指…

接待の会食から帰ってきた、お疲れのアキオさん。食事は不要だと考えていたのに、あまり食べることができずに、軽い物を作ってくれと言う。 プロット指定の自主企画で、プロットを読んでどの…

どんなお話を書こうかな、と考える時、私には発想の種となる物が必要です。では、それをどこから拾ってくるのか。競作系自主企画にお世話になっています。 自主企画：執筆に欠かせないもの…

「お母さん、蟻忌避剤だって。これで蟻が入ってこなくなるよ」 「おやつの食べこぼしを、ちゃんと掃除すればいいだけでしょ」 「えー、便利なものは使おうよ」 「そんな物に、お金は掛けて…

自主企画『集え挑戦者！ 千文字縛りチャレンジ！』で、千文字ピッタリで何を書こう→千文字ピッタリで書く方法にしてみよう、と書いた作品です。なお、この作品自体も書いてある手順に従って…

屋敷に賊が侵入した。主人は無事だったが、このような事態を度々許すわけにはいかない。原因を考え、対策を施さなければ。ファンタジー世界でヒヤリハットを。 業務で、ヒヤリハットを書けと…

記者カエルがインタビューに向かったのは、とある特技を持った華さん。インタビュー形式かつ決まった雛形の中で、どんなお話が書けるのかへの挑戦。 自主企画『『文才をみせつけろ！　創作…

「赫映姫」は「かぐやひめ」と読みます。賽の河原のお話と、かぐや姫のお話を合体させまして。七五調で書いておりますので、リズムもお楽しみください。 自主企画『童話パロディー集』（h…

ビンゴでよく景品が当たるねという友人の指摘に、「情けは人の為ならず」の精神だと答える。小さな親切を積み重ねておけば、こうしてたまに自分へと返ってくるのだと。 自主企画『間違いや…

状況確認の問いに、煮詰まっていると答え、相談をするどころか期待を持たせてしまう。その様子をちょうど見ていた人に、「行き詰まる」だと指摘され。 自主企画『間違いやすい日本語を題材…

『プラスチックの無機物の冷たさが』という一説に眉をひそめる。生き物ではない（無生物）と無機物であるは同義ではない。 自主企画『間違いやすい日本語を題材にした短編』（https:…

「すみません、ここの色指定なんですけど」と訊かれたのは『青色透明』。指示としては特に問題が無いと思うが、どうにも質問者と話が通じていない。 自主企画『間違いやすい日本語を題材に…

久しぶりに実家に帰ると、部屋が変わり、物はまとめて片付けられていた。確認していたら、小さい頃大好きだったぬいぐるみを発見。それはすっかり汚れていて、綺麗にしようと挑みます。 自…

※これは2018年8月13日現在の仕様であり、今後変更される可能性があります。 始まりは、自分の書き連ねた諸々のショートストーリーを、カクヨムの検索機能を使って階層化もどきでき…

そんなに都合よく、天気が変わるものか。そう、思っていました。 けれど、物語の中なら、都合よく変わるのです。 キラキラ輝く噴水の前で、待つ男。男の気持ちで動く天気をお楽しみください…

色あせた写真は、20年前の誘拐事件の被害者達の写真だ。一日も早く家族の元へと探しているが、20年も経ってしまった。 そんな時、被害者発見の報が入る。心早らせ現場へ向かい見たものは…

時計を確認すれば、残り時間は後五分。人によってはたった五分、人によっては五分もある。さて、今回は……。 「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コ…

県立中谷高校の体育祭には、馬が走る。それはもはや伝統で。 生徒は毎年変わるけれど、馬は変わらず体育祭を見つめます。 自主企画「大人のカクヨム甲子園」に書きました。 ルール抜粋：…

4コマ漫画っぽくをめざして書いた、派遣社員の加藤さんの日常です。お仕事はしてたり、してなかったり。 技術系のお話ですし、この場合はこうだった、くらいで。 1エピソードにつき、4コ…

自主企画「自主企画システム改善案を集う！」を発見しまして。 実際に要望として送ったものや、主催側でそれ改善できないの、というような事をつらつらと。どちらかと言うと、主催者しっかり…

自主企画からのリンクのため、ラスト一日二日参加登録させていただきます。 基本的には「短篇に短し掌篇に長し https://kakuyomu.jp/works/1177354054…

自主企画「私ならこう書く、短編リライトの会」参加用。 自作を提供して、他の方の作品をリライトする企画です。 「死神の通告」はリライト用提供作、 リライトの章は、同企画に参加され…

自主企画「間違いやすい日本語を題材にした短編」用作品 間違いやすいというか、勘違いされている可能性が高いというか。 開催期間が長いこともあり、思い立ったら追加するかも。 各話…

霊との交信を行い、収入を得る霊介師。人里離れて暮らす一人の霊介師を男性が訪ねる。 尋ね人はおらず、留守番のアシスタントと帰りを待つ。出会った頃の話と、今回の依頼の話と。