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標準語訳が難しい

会話、特に家族や友人といった親しい間柄の場合、私の頭の中に浮かんでいるセリフが、バッチリ方言なのです。
舞台設定として、その方言の場所ですとか、地方感を出す場合、そのまま方言でいいのですが、そうでなければ標準語に直さねばならず、そこで四苦八苦しています。

方言によっては、そもそも方言で書いていたら他の地域の人に通じない、という場合もあるでしょうが、私の場合、関西系の方言ですので、そこそこ通じるんですよね。

今回も「幼き日の友(https://kakuyomu.jp/works/1177354054886869052)」で、母と娘の会話に苦労していたわけです。
「あんたの部屋、もう無いで」
「かわいい傘、持ってるやん」「やろ。これぞ洋傘って感じで、ええやろ」
「洋傘ってあんた、今時の傘はまず洋傘やで」「ええねん、気分の問題やから」
こういうのを、さてどうしようかと。

「あんたの部屋、もう無いで」を英文和訳チックに「あなたの部屋はもうありません(よ)」にしたら、それは違うわけで。立派な格式高い家で、お母さんが和服で出迎えてくれるような家でしたら、ありなのですが。
そんな感じで、頭を悩ませておりました。

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