偽教授さんの自主企画「偽教授杯 絵画に基づく競作小説コンテスト」に参加すべく、どのようなお話にしようか考えていたのですが、「ああ、これは縦書きの方が絶対いい」と思っていたのです。
これは縦書きじゃなく横書きだなって思うものも、そこそこありますし(自作でしたら、派遣の加藤さん、蟻の行列、ヒヤリハットのその先に、始末書の裏側など)、横書きでもまあと思うものがほとんどなのですが、これは絶対縦書きだなと。
指定の絵を見て、感じたのは松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」でした。波の音だけの静かな時間が流れる、そのような空気を出したいなと思いました。
最後、佳代子さんのセリフは決まっています。それを出した方がよいか、出さないままにするか、悩んで、出さないことに決めました。
その方が雰囲気がいいかなと。まあそうだよね、というセリフですし。
どなたかコメントこれだと思うものを伝えていただいて、それが私の考えていたのと合っていれば、私の雰囲気作りがちゃんとできていたのかななんて思ったり。