普通自身の病気のことを話す際にちょっとは暗い雰囲気になると思うんですが，私はどうしてもヘラヘラと笑い話の様に話してしまいます……。それは相手が気を遣ってしまったり“可哀想”と思われたくないから。
実際に今まで知人や職場の人に病状を伝えるときにヘラリと笑ったりお酒を飲みながら話していると
「話を聞くと結構重病っぽいんだよ⁉ 何でそんなヘラヘラしていられるの⁉」
とか言われます。近々入院すると伝えてもそれを言わずに
「そうなんですか。お大事に」
と冷静に私が病気だと受け止めてくれた人って記憶の中ではたったの1人しか知らない……。まあ，その人は真面目モードになると冷静沈着な大人びた方（プライベートは、キャラ濃いめで面白い人です）なのでそういう表現だったのかもしれませんが。そういう対応の方が逆に嬉しいですね。変に特別扱いや過保護化されるのは嫌なんです。そういうちょっと毒親気味な家で育ってきているのもあるんだけど，自身は“普通”に生きているつもりでいる。そりゃ，他人からしたら手足に痺れがあったり声が出にくい時期があったり冷たいものが抗がん剤を打って数日間はNGとかって全然普通じゃないんだろうけどさ。それでも8時間正社員として働いているし，ご飯も特段食事制限無いから何でも食べて良いし。
そんな人間なので闘病記と言っても文章がヘラヘラしています笑 だからきっと
「こいつ，本当にがんなのか?」
って思われますが少なくとも2度はマジでがん関連で死にかけていますからね。生きているのが奇跡な作者ですが，これからもしぶとく生きてやりますよ。
●第1話 予兆
https://kakuyomu.jp/works/16818093083280613589/episodes/16818093083280717017●第2話 病院への紹介状
https://kakuyomu.jp/works/16818093083280613589/episodes/16818093083350741697