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クイザー3年目の戯れ言

気づいたら、このアドベントに参加するのも3回目。
この3年間、少しずつクイズの世界で知り合いが増え、ラボの外にも様々な活動の場を頂くようになりました。

元々知っていたことに加えて、少しずつクイズ知識が増え、それに伴い「あー、これ、聞いたことあるのに……」となることも増えてきました。

そう。クイズと出会った時点で私は既に40手前。認めたくないモノだな、老い故の衰えというモノは……。
学生時代は、教科書を読んだらまるごと覚えてテスト中に頭の中の教科書をめくるという芸当ができた私ですが、視覚優位なこともあり、耳からの情報処理だけだと記憶の定着率が弱い。

また、元々勉強が大好きな性分なので、よく知らないものを詳しく調べたり、紛らわしいもの同士の差が生じるポイントを考察したり、といったことは苦ではないのですが、全く知らないものを問われると後で調べるために覚えておくことすらできない。

めちゃ強クイズマンたちの勉強法は、とにかく問題集を読みまくるのが王道であるように思うので、それを踏襲するのが良いと思うのですが、効率を考えるなら得手を伸ばすのが手っ取り早く戦える状態に持っていきやすい。

ここに来て、さて自分はどんなクイズを目指したいのか、という話になってくる。

私はあまり勝ち負けにこだわって生きて来なかった。どの分野でも、上位10パーセントにいたい、とは思っているけれど、1番を目指して来なかった。
一方で、停滞はとても嫌いだ。

ラボクイズや個人杯では、いつの間にか決勝に進むことが増えてきたし、オープンでもそれなりに戦えることがわかってきたので、もう少し上を目指さなくてはいけない気がしてきたのだ。

私の強みは、目に見える穴が少ないところではないかと思う。サシでの勝負なら、相手の苦手を拾って勝てたりもする。押し負けてはいるが、押されたポイントで答えがわかることは多い。つまり、レギュレーションを考慮してわかる前に押す、ができれば道は拓けるのだ。

であれば、私が取り組むべきは手っ取り早く仕上げることではなく、オールラウンドに穴を埋めていくことなのだと思う。

そんなわけで私の歩みは遅い。
来年の私はまだそんなに怖いプレイヤーではないかもしれない。
しかし、再来年そして二年後辺りにはたぶん、何らかのブレイクスルーを果たすだろうと思う。

若い頃にクイズを始めていれば、なんていう違う世界線の話はしたくない。
私にはこの世界線しかないので、ここで最大限の努力をして強くなっていくしかないのである。

来年はシニア(!)向けの大会もあるし、脳機能が下降曲線を描いているご同輩たちと、改めて奮起したいところである。

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