ももです。
2016年末の原宿杯で初めて競技クイズに触れてから、早いもので1年が立とうとしています。
そこで、クイズ1年生だからこそ書けるんじゃないかと思うクイズについてのエッセイを書かせて頂きます。
この1年間、圧倒的に不足している経験値を補うためのアプローチは主に以下の4つでした。
・クイズの練習会(オフライン、オンライン問わず)に参加する
(1日掛かりのものからskypeクイズまで、大小合わせて50回くらいになります)
・クイズの問題集を集めたり、Twitterのクイズアカウントをフォローする
(この1年で採集したクイズは約22,000問になります)
・自分で作問する
(この1年で作った問題は約800問です)
・実際に大会に参加する
(大小合わせて参加したクイズイベントは約20になります。)
この中で、一番自分のためになっていて、皆さんにもお勧めしたいのは作問です。
新しく知った言葉を辞書やWikipediaで引いたら、ついでに問題になりそうな部分を絞り込んでみると良いと思います。
もちろん、難易度の高い大会に通用するような問題は作りづらいのですが、作っているうちに情報の整理ができます。
問題を聞いても答を聞いても、箸にも棒にも掛からない問題は、恐らく次に聞いても答えられないでしょう。
ですから、自分の中にたくさんの杭を立てて、何かしらのしがらみを作ることが重要なのだと思います。
誰も答えられないような難しい問題を作るのは比較的簡単ですが、そのような問題は優れた問題とは言えないと思います。
難し過ぎる問題に萎縮してしまうとき、周りが普通に答えているなら自分が分不相応な場に顔を出しているという指標ですし、スルーが多ければ作問者が下手なので、気にしなければ良いのです。
自分が理想とする、人に話したくなるような印象的な雑学エピソードと絡めた問題や、少しずつヒントを追加していって最後まで聞けば大半の人が答えられるような問題を作問していると、ベタ問の素晴らしさが分かります。
クイズを始めたばかりのころは、ベタ問なんてただのカルタ取りではないのか、と存在意義を疑ったこともありましたが、ベタ問が繰り返し利用されるのにはやはり理由があるのだと思います。
私は来年もまた、今年と同じように沢山クイズをするでしょう。
オンラインクイズやクイズゲームもやりますが、他の人と一堂に介して行うクイズが一番楽しいと感じます。
結局のところ、単純により多くの問題に答えられるようになることが楽しいのではなく、この知的遊戯を共通軸に集まった人との交流が楽しいのだと思います。
ですから、この1年で知り合ったすべてのクイズ友だちにありがとう、と伝えてこの拙い文章を締めくくらせて頂きます。
そう。
あなたにです。
ありがとう!