• 恋愛
  • エッセイ・ノンフィクション

書籍化裏話④~書籍化って、具体的に作者は何するの?~

いらっしゃい。いつもの(エッセイ)で良いかい? もう4回目か、早いもんだね。

商業デビューしたといっても素人同然の私は、着手時に工程を確認するようにしています。
この先の作業は、おそらく出版社によって順番とか改稿の回数が違います。
打診を受けたその先を知りたいという、商業志望の方々の一助になればと思います。

今回は原稿の傍ら、イラスト制作用のキャラクター設定シートを提出。
見た目とか性格とか、色々書きます。もはや履歴書みたいなものです。
これも霜月先生のプロットを参考にして、メインキャラについて事前にあれこれ決めていたので、スムーズに埋めることができました。
マジ頭が上がんねぇ。女神か。女神だな。

ちなみに書籍の原稿は、一太郎で執筆&校正ツールでチェック→Wordに移して校正ツールでチェック→声出しで文章に違和感がないかチェックしています。
読み上げソフトは時々変な読み方をするので、その部分を聞き流していると、その他の違和感も聞き流してしまうので、自分で読むという脳筋スタイルです。
毎回十万文字以上、朗読するので結構キツいです。
自画自賛だけど面白い。でも、やっぱつれぇわ。

以前はMacBookのPagesで書いていましたが、使いこなせず漢字変換に苦労した上に、出版社とはWordやExcelでやり取りするので不便でした。
複数の作家さんが薦めていた一太郎も使ってみたかったので、デビューを機にWindows搭載のものに買い換えました。
一太郎もWordも使いこなせてないので劇的に変わったとは言えませんが、辞書ツール、漢字変換、ファイルの送受信は楽になりましたね。
困ったのは行と文字数を設定しても、一太郎とWordではページがずれること。
文字数ではなくページ準拠で提出なので、定期的に確認しました。これ解決策ないのかな。
ちなみに私は小説を横書き+キーボードでしか書けない呪いにかかっているので、携帯執筆はできません。
横と縦だと雰囲気が変わるので、横で書いた後に、縦にして違和感修正しています。
この辺りは興味ない方は、マジでスキップパートだと思います。

今回は書き下ろしです。
最後まで書き上げてから提出して「思ってたんとちゃう」と、先方の求める基準に達していなかった場合、全ておじゃんです。
プロットのOKはもらいましたが、ストーリーラインとは別に文書のクオリティの問題もあるので、途中で担当編集者様にチェックしてもらいました。
途中と言っても、八万文字くらいありました。
「読んでください。指摘ください」なんて軽々しく言っていいボリュームじゃありませんが、ここで尻込みしていてはこの先やっていけないので、「退かぬ! 媚びるつもりはないが、省みる!」の精神でいきました。
より面白く、より読みやすく。
成長し続けたいので、何冊出そうがきっと担当者様には同じようなお願いをすると思います。
かたじけない! 先に謝っておく!

こうして完成した「王命の意味わかってます?」ですが、一言で言えば「ざまぁ大河小説」です。
プロローグとなるリリエッタさんの一撃以外にも、強烈なのが控えています。
この物語では有能な味方が集結して救出してくれたり、ハイスペックなイケメンがかっ攫ってくれるなんて都合の良い展開はございません。
幸せな人生を送りたければ、そうなるように自分で変えていく。
自己啓発的なこと言ってますが、ぶっちゃけ娯楽小説です。
ムカつくやつが出てきたら「コイツはどう処されるのかな」と思いながら、お読みください。


次回!「脱稿したら終わり? そんなわけないッピ!」
乞うご期待!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する