はい! 第3回、今日もこの時間がやってまいりました!
読み専時代の私は、だいぶ捻くれた奴だったので「オイ。書籍化決定発表してから刊行まで早すぎだろ。これ投稿開始した時には、既に脱稿してるパターンだろ」なんて考えてました。
ツギクル様の出版申請は、審査に3週間程かかりますが「王命の意味わかってます?」の時は、めちゃんこ早かったです。
なんと翌日!
これは採用だったら即レスというわけではなく、ちょうど編集会議のタイミングだったとか、そういう上振れ要素が偶々重なっただけと思われます。
ツギクル様からは最初のやり取りでページ数や、いつ頃刊行予定とか提示されましたが、私はこれらの情報を見て「フゥン」と腕組みうさぎ状態になりました。
何故なら今まで文字数の世界で生きてきたので、ページで言われてもピンとこない。
そして刊行予定日が想像以上に近い。
当時9月中旬、予定来年1~2月。
半年切ってる!!??
え!? データを配信サイトに送って終わりな電子書籍じゃなくて、製本して全国に流通させるんですよね?
落ち着け。あれに違いない。
その気にさせるために早い予定を言ってるけど、実際は延期繰り返すパターンだよ。
書籍化打診までを書いたエッセイは多いけれど、決まった後となると数が一気に減ります。
それでも数少ないネット情報では、紙書籍を作るのに平均8ヶ月かかるとか。
「期間短いな」と思ったものでも半年はかかってた。
しかもこれらは書き下ろしではなく投稿作。既にWeb連載分が初稿の役目を果たしている。
11000文字から始める執筆生活の本作とは状況が違う!
今まで私は「書きたいときにだけ書く」スタイルでした。
書籍化したいけど、執筆を楽しみたい。
何より「これ自信作!」と渾身の作を読んでもらいたい。
故に執筆ノルマなど設けたことはなく。一度投稿をはじめたらコンスタントに更新しますが、執筆はムラありまくりでした。
ノッてる時は毎日机に向かいましたが、そうじゃないときは全く書かなかったり。
だがしかし、これは締め切りありのお仕事!
ページ数から、単行本は1冊120000文字強と計算。
初めての計画的執筆が始まり――私は体調不良になりました。
体に負担がとか、プレッシャーとかは全然関係ありません。
単なる風邪ですが、結構長引いてしんどかったです。
活動報告確認したら丁度、去年の今ごろも似たような症状で寝込んでますね。
なんだこれ毎年恒例のイベント化してるの? 冗談じゃねぇぞ!
1日3000文字書けば余裕で完走。ちゃんと数日寝かせて推敲もできる。
しかもオーバーランして5000文字とか書けば貯金ができる。勝ったなガハハ、とか言った矢先にこれですよ。
結果として私の原稿は、かなり前倒しで終わりました。
何言ってるかわからないと思いますが、本当です。
「頭痛と関節痛と謎のしんどさで眠れず執筆する」→「限界が来て眠る」を昼夜問わず数日繰り返しました。
するとあら不思議。1日10000文字以上書いてるんですよね。わけわかめ。
初めての計画的執筆ということで、毎日進捗をXに投稿していましたが、「頭痛ぇ」「体痛ぇ」言いながら明らかにペースがおかしくなってます。
熱があってもストーリーはゴリゴリ書けましたが、流石に推敲とか細かな部分は解熱してから行いました。
そんなわけで余裕脱稿した「王命の意味わかってます?」は1月10日発売予定です。
発行部数的にお近くの本屋に並ぶ可能性は低いので、是非お取り寄せください!
次回!「書籍化って、具体的に作者は何するの?」
乞うご期待!