第26話「イメチェン」は、何度か繰り返されてきた物語です。
あえてここで、またこの話を書いたのは、蓮のためです。
「涼音31話」で私の前に現われた、三善蓮は、ちょっとした、場を和ませるための人物として発送されました。けれど、読者の皆さんがどう思うかは分かりませんが、作者の私にとっては、この人物のおかげで、暗い話を明るく終わらせたり、場面の転換に詰まったとき、とりあえず出してみると順調に話が滑ったり(時にはほんとうに『スベって』いることもあるでしょうが)、思う存分、活躍してくれました。
その貢献のお礼として、蓮が主人公の話をひとつ、彼女に贈ります。
ありがとう、三善蓮。これからもよろしく。