さて、「死神」の話も終わりました。
いかがだったでしょう。えーっと、作者のくせに、ネタバレをしないと活動報告ができないというのは、困ったな。何の話をしようかな。
まあ、ぶっちゃけた話をしますとね、このシリーズは、楽をして書こうと思って、パターンの要素を揃えたわけなんです。時間の発端、その悪化、音楽をかける、涼音がハンドミラーを見る、事件の快活法に気付く、それで悪霊が退散する、季里とまとめの話をする、ブログを書く、大団円で、このパターンで書いていけば、誰でも書けるはずでして。
でも、30話(もう一話ありますゆえ)の中で、このパターンにはまった話というのは、あまり、ありません。それでやっても、形はきれいですが、飽きてしまいますので。
私の経験では、ベタはとても大事、でもそればかりだとダレる、かと言ってオリジナリティがどうこう言うのは十年早い、みたいな感じで、その型の確認として書いたシリーズとも言えます。
全部をこのパターンに落とし込んで、成功できる人というのは、一種の天才ですね。
何の話をしているのか、とっちらかしてしまいましたが、どうせ実験として書くのなら、もうちょっと型にはまった話を書けばよかったな、というのが私の反省点なのです。
長くなりましたが、ともかくこれで、あと1話という所に、やっと来ました。いまはこの30話を、どうぞお楽しみに。