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コーヒーの話など

「ストロング・エクストラ」の作り方は、ここに書いた通りです。気が向いたら、試してみて下さい。
 ただ、これはアイスに限ります。あと、こんなことをしなくても、深煎り(イタリアンがいいですかね)の豆で煎れると、かなりパンチの効いた(死語?w)アイスコーヒーになります。
 新橋にどうこう、というのはだいたいほんとうです。私が若い頃、雑誌「アニメージュ」でバイトをしていて、その頃には徳間書店は新橋にあったので、新橋の喫茶店にはよく行きましたけれど、アイスコーヒーのトリプルというのがあったはずなんですよねえ。
 「アニメージュ」で私が主にやっていた仕事は、インタビューのベタ興し、つまり、インタビューや対談などの録音を、原稿用紙(雑誌の原稿は、20字×10行と決まっていて、これを「ペラ」と言いました)に書き起こす仕事でした。それはいいんですが、けっこう早口の方もいらっしゃるんですね。そうすると、2時間の録音が300枚とか、かなりの枚数になります。まだワープロが普及していなかったので、手書きでがしがし書きます。
で、それを持って自宅のある国分寺から新橋まで届けに行くのですが、私、昼間は大学生協でレジを打っていまして、起こしの方がハードスケジュールだったので、眠かったんですね。それで国分寺駅から電車に乗って、うとうとしてしまい、はっ、と気がつくと、国分寺のふたつ隣の東小金井です。でも、何かが違う。ぼんやりしていると、電車は新橋の徳間書店の方向ではなく、自宅の国分寺駅へ走っています。えーとつまり、私は電車に乗ってすぐ居眠りしてしまい、乗った電車が終点、東京駅へ行き、そのまままた国分寺の方へ走ってきたところで目が醒めた……ということだったんですね。
 真っ青になって電車を乗り換え、何とか原稿は間に合ったんですが、まあ、がんばってたなあ……。
 何の話でしたっけ(汗)。ああ、そうか。誰が一番早口か、というのを書きたかったんですが、職業上の秘密で、言えないんでした。言っても別に、恥ではないんですが、あくまで裏方の話ですから。
 そんなことをしている内に、他人の話を書いていても楽しくはないので(それはまあ、仕事ですから楽しいかどうか基準ではありませんわなあ)、自分の原稿を書こうと思って、一年ぐらいかけて書いたのが、「アニメージュ」の編集の方に見てもらえて、出たのがデビュー作です。……というような話でいいんでしょうかね、近況ノートは。ずいぶん遠況ですけれど。

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