第24章で北欧神話が終わりまして、第25章からギリシャ神話に戻って来ます。
勢力としては、アカイア勢とされる貴族連合軍。トロイア勢とされるイーリアの貴族同盟軍。ヘラクレス一派のミューレンがどっちつかず。トラビアが中立を保ち、ヒルデダイトが北欧から撤収して首都に集結しつつある状況です。
ヒルデダイトの次の攻撃目標はまさにここ。
「ヴィーグリーズの天使たち」では、キルケーの魔女の号令のもと貴族連合軍が先手をとって動き出します。その裏で、翻弄される戦士たちの物語。
イーリアでは、ヒルズパリスが大将軍に就任していましたが、キルケーの魔女らによって大ダメージを受けており、実際のところはアマリアのレンテレイシアの活躍に頼っていました。レンテレイシアは、ペンテシレイア、アマゾンの女王とされる人です。神話からみてもとても強い人ですね。
彼女の運命は如何に。
さらにミューレンはヘラクレスの国。この人も黙っているはずがありません。軍師ネビロスとは、神話でいうところのケルベロス。かなり動きが怪しくなってきます。
トラビアは聖王アルギース・ニース支配する国です。神話において「神には殺せない」とされる彼の秘密とは——。
みたいな感じでいきます。