十二章「七つ門の将」
間もなく始まります。
テーバイの七将の話です。この英雄たちの子孫が十年後に一念発起して再びテーバイを攻めるわけですが、
この子孫はトロイア戦争にも参加しています。
全部この時代のお話なのです。
ニオペーの悲劇も織り交ぜています。テーバイで虐殺が起きた話なのですが、実際虐殺が起きているのは、ここです。それ以前では、テーバイの七将がテーバイの防衛に成功していますので、その遙か昔に可能性があります。
この辺りの神話をからめながら、さて、
ユリシーとフェンリルの活躍にご期待ください。
古き城塞都市テーベ(テーバイ)に貴族同盟軍迫る。貴族たちの裏切りが横行し、やがてテーベ陥落の時。わずかな偵察部隊とともに戦線に登場した戦術家ユリシーは軍隊無きテーベの民を救えるか?
こんな感じの話です。
ナタも活躍しますよ。彼にはとても有名な別名があるのです。それが明らかになるのもこの話です。