黒浪「皆さんお待ちかねェェエエッ!(Gガン〇ム予告風)母国に危機が迫っていることを知り、城を発ったアラナ。ロンは、彼女を救うため、たったひとりで絶望的な戦いに挑もうとしますっ。しかし、なんとっ、そんな彼に、六人の美しき弟子たちが心ひとつに手を差し伸べたではありませんかっ。ロンは、頼もしい仲間とともに戦地へ乗り込みますが、そこに待っているのは、あの魔王ヴァロウグの再来とも呼ばれる強敵ッ! 果たして、ロンと弟子たちは、最強の敵を打ち倒し、アラナとマキシア王国を救うことができるのでしょうかっ!? 次章『勇者の帰還』! ご期待くださいっ! ────とまあ、こんな感じですが、どうですか、解説のイルマさん」
イルマ「どうですか、といわれましても」
黒「いやあ、アツい! アツい展開だとは思いませんかっ!」
イ「そんなところでいきなり休載とは、読者の皆様もガッカリですよ。最悪です」
黒「まあ、それは重々承知しているのですが……これだけ沢山の方に愛していただいている『七剣聖』ですから、無理して毎日投稿にこだわり、低レベルなモノをお出しするわけにはいかない、と……」
イ「それは、たしかに避けるべきですね」
黒「そうでしょうっ。自分が今出せる全力で最高のモノをお出ししたい、ということなんですっ。けして、サボっているわけではないんですっ」
イ「そうですか。まあ、頑張ってください。休載中に読者様が離れてしまわなければいいですけどね」
黒「……がんばります」
イ「ちなみに……次章では私にも活躍の場があるのですか?」
黒「それはもちろんありますよ! イルマさんは本当に大活躍する予定です」
イ「……ちなみに、エッチなことじゃないですよね?」
黒「ちがいますが……そっちをご所望ですか? そうであれば、全国のイルマ(ちっぱい)ファンが大喜びするシーンを入れますが……」
イ「入れないでいいです。というか、入れないでください」
黒「そうですか……(チッ)」
イ「いま、舌打ちしました?」
黒「いえ」
イ「……まあ、読者の皆様にご満足いただける品質のものが提出されることを願っています」
黒「そのために必要とあらば、イルマさんのお色気シーンがあっても……?」
イ「かまわない(笑)。…………なんて言うわけないでしょう。絶対ダメです」
黒「はい……」
イ「では、私はそろそろ……予定がありますので」そそくさ。
黒「予定? あっ、イルマさん、バッグから何か落ちましたよ。これは……ショップカード……あっ、この店は『豊胸マッサージ』で有名なっ──」
ボガボコバキグチャベキベコ!
イ「……ふう」
黒「…………(血塗れで倒れていてピクリとも動かない。ただの屍のようだ)」