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『デスサイズ変奏曲』登場人物一覧

 皆様、こんばんは。
 
 いつも「デスサイズ変奏曲」をお読み下さり、本当にありがとうございます。
 本日更新のエピソードで固有名詞が増えてきたのもあり、この近況ノートにて「登場人物一覧」を記載することにいたします。

 基本的に「適宜それぞれにスポットが当たるように見せ場を構築」、「本格ミステリならではで人数も減っていく」という形になるため、一覧として無理に全員の名前を覚えなくても大丈夫な形にはしてあります。

 本来だったら本編のファイルの方に組み込むべき情報ではあるのですが、それを付けてしまうと「この情報全部を覚えないと楽しめないかな?」という不安を醸し出す可能性もあるかも、と冒頭には付けない形にしてあります。
 (個人的には本の最初にある登場人物一覧を見ると、結構不安になるタイプなので)

 一覧の情報に関しては、「人物のちょっとしたまとめ」というか、「ちょっとしたエピソード」とか、「本編の副読本」的なものとして楽しんでいただければ幸いです。



 (登場人物一覧)


 ◇「船橋修司」
 19歳。大学一年生。本編主人公。幼い頃から「黒いモヤ」という形で死期の近い人間を見ることができる体質を持っている。
 小学校三年時、その体質ゆえに「死神」の少年・陸斗と知り合い、以後は親友となる。
 陸斗からの要請を受けて「梟田集落」へと農業体験という形で潜入し、死神の仕事を邪魔する「妨害者」を探ることになる。

 ◇「陸斗」
 死神。修司が小学校の時に知り合っており、「自分を見える人間」であり「自分のことを怖がらない人間」でもある修司のことを大切に思うようになる。
 現在は人口11人の「梟田集落」を管轄地域として任されることになるが、「何者か」の妨害を受け、その調査を修司に頼むことになる。

 ◇「八木原小町」
 19歳。大学一年生。梟田集落の住人の一人。東京の大学に進学していたが夏休みで帰省し、母の久子の農業を手伝っている。
 養蜂を営んでいた父がいたが、数年前に他界している。

 ◇「八木原久子」
 44歳。小町の母。梟田集落の住人の一人。普段は農業を一人で営んでおり、地元の農協に野菜を卸している。

 ◇「羽沢峰彦」
 29歳。村の診療所で働く医師。梟田集落の住人の一人。厳しい性格で口調もぶっきらぼうだが、村の平穏を守ろうと心を砕いている。
 
 ◇「清崎四郎」
 38歳。「自称」芸術家。梟田集落の住人の一人。いつも作務衣姿で生活し、長く伸ばした髪を頭の後ろでひっつめにしている。
 動物をかたどったオブジェを作っては集落のあちこちに配置するなど迷惑行為が多く、他の住人と衝突することもしばしば。

 ◇「道川明憲」
 47歳。昆虫学者。梟田集落の住人の一人。園芸が趣味で集落の風景とは完全に浮いている洋風な家に住む。ダンゴムシなどの研究を主とする。
 二年前に発生した「死神」事件で周囲が不安に陥るが、彼が勇気を出して「一つの行動」を取ったことにより、地域の問題は一時的に解決される。
 (備考:手先は不器用で、押し花を使った栞を住人たちに配るが、貰った人々は一律「保管場所」にゴミ箱を選んでしまっている)

 ◇「道川章太」
 9歳。小学三年生。梟田集落の住人の一人。
 父が昆虫学者なのもあってか昆虫採集が趣味。地域においては年齢の近い志帆と仲がよく、大概は一緒に行動している。

 ◇「谷沢詩帆」
 14歳。中学二年生。梟田集落の住人の一人。学校には馴染めず不登校となり、都会を離れて祖父母の住む梟田集落に引き取られる。言動や外見は年齢よりも幼いものがあり、ふわふわとした髪が特徴。
 (備考:くじ運が良い)
 
 ◇「谷沢豊子」
 75歳。志帆の祖母。梟田集落の住人の一人。夫の安二郎と二人で志帆を引き取って育てていたが、二年前に安二郎が亡くなってからは志帆と二人暮らしになっている。

 ◇「熊谷幸三」
 80歳。梟田集落の住人の一人。農家としてはベテランで周囲の住人たちからは頼りにされている。
 啓吾という名前の一人息子と一緒に暮らしていたが、二年前に死亡してからは一人暮らしを続けている。
 
 ◇「檜原雅隆」
 52歳。農家レストランを営む。梟田集落の住人の一人。筋肉質な体形。
 妻の喜美子と二人で店を切り盛りしている。店の評判はよく、県外からもわざわざ遠出して食べにくる人もいる隠れた人気店。
 美那子という名前の娘がいたが、二年前に死亡している。

 ◇「檜原貴美子」
 45際。檜原雅隆の妻。梟田集落の住人の一人。夫の雅隆と一緒にレストランを切り盛りしている。

 
 (その他:本編の時間軸では出てこない人々)

 ◇「蒲原絵津子」:中学生。修司と同様に陸斗の姿を見ることが出来たが、「死神」の存在を受け入れられずに「秘密」を喋ったことで命を落とす。

 ◇「小宮山藤次」:写真家。麓の町で写真館を経営し、人々のポートレイトを飾る。

 ◇「日比谷篤志」:黒い建物に住んでいた、自然主義の男。二年前の事件で死亡。

 ◇「日比谷玲子」:日比谷篤志の妻。二年前の事件で死亡。

 ◇「熊谷啓吾」:熊谷幸三の一人息子。二年前の事件で死亡。

 ◇「谷沢安二郎」:谷沢豊子の夫。二年前の事件で死亡。

 ◇「檜原美那子」:檜原夫妻の娘。二年前の事件で死亡。

 ◇「鈴木浩」:かつての村の住人。二年前の事件で嫌気がさして土地を去る。

 ◇「鈴木芳子」:かつての村の住人。二年前の事件で嫌気がさして土地を去る。

 ◇「オスカーさん」:梟田担当の『前任者』の死神。怠慢か自己顕示欲か、多くの住人を死亡させる事件を引き起こす。
 
 
 ……以上が登場人物の一覧となります。
 
 もしも登場人物が多いなあ、とか不安になった場合はこのページを見に来ていただけると嬉しいです。でも、基本的に全員の名前を一挙に覚えなくても大丈夫なようには書いてあるつもりなので、ちょっと興味があったら覗いてみる、くらいに捉えていただければいいかと思います。

(第一章が完結した段階で、このノートと同じ「登場人物一覧」が本編の方にもアップされるようになります)

 
 この先も「デスサイズ変奏曲」をお楽しみいただければ幸いです。
 それでは、よろしくお願いいたします!!!

19件のコメント

  • 嗚呼ありがたいです……(´;ω;`)
    たしかに僕も本の冒頭に登場人物一覧があったらありがたいと思う一方で「うーん多いな……」と思ってしまいがちなので、こういう配慮は助かります。こちらのページまた時々覗きに来ようと思います~。
  •  天野さん、ありがとうございます。

     やっぱり本格推理はこの手の一覧を付けるべきかと思う一方、「これ覚えないと楽しめないのかな?」と不安を与えてしまう感じがあるのですよね。

     特に海外の本とか二ページにわたって(たまには上下二段で)名前がある時は、「この本、ちゃんと理解しきれるか?」という感じにまでなります。
     なので、本編の方に付けるのはどうも抵抗あって、ノートの方でやることにしました。
  • わかりやすい登場人物一覧、ありがとうございます!

    「二年前の事件」でこれだけ死者が出て、さらにこの後……。
    どれだけ犠牲者が出てしまうのか、恐ろしいけど続きが楽しみです。
  • 登場人物一覧、ありがとうございます。
    二年前にいったい何があったのでしょうか。亡くなった方が多いですね。
  •  二年前でかなり亡くなっているのですか。
     村人が疑り深くなるのも無理はありません。

     昆虫学者の手先が不器用なの、気になります。
     標本、作れるのでしょうかね(笑)
  •  ◇志草さん、コメントありがとうございます。
     二年前の事件、こうして一覧にするとかなり凶悪ですね。
     もともとは十八人いた住人が現在では十一人。物語が完結するまでに何人まで減ってしまうのか。

     ◇時輪さん、やっぱり「二年前」がこうして一覧にすると気になりますね。
     明後日のエピソードで明かされますが、この辺はかなりホラーになります。

     ◇咲野さん、二年前はやはり相当に酷い出来事が起こった感じです。死神の理屈がわからない側からしたら酷いストレスだったに違いなく。

     昆虫学者の道川さん。不器用過ぎるので色々と致命的ですね(笑)。標本は多分、他の人に任せてると思います(笑)。==
  • こんばんは。おじゃましています。

    登場人物一覧に不安になるの、ものすごくわかります。
    今では ほとんど素通りするようになりました(笑)

    けれどこちらは結構覚えられそうです。
    同じ苗字の人物も少なく、田舎あるある「苗字で呼ぶと何人も振り返る」がないのがとてもありがたいです。

    本編いってきます!
  • 登場人物一覧、助かりますしワクワクします!
    もともとミステリ好きなので、これがあるとときめいてしまうんですよ (*ˊᗜˋ*)
    修司さん、えっちゃんと出会うまでは「こ、この子もしやサイコパスか……?」と思ってしまっていましたが(すみません ^^;)、真っ当な大人に育っていて安心しました。農業もちゃんと真面目にやっていてえらいです!
  •  ◇白菊さん、やっぱり村系の本格ミステリって「一族」とかで同じ苗字(&兄弟とかで似た名前)とかもあるので、一覧を見て「覚えきれるかな」という感じにあるのありますね。


     ◇ハルさん、登場人物一覧、お好きでしたか! 
     自分はちょっとこれを載せると「これ覚えないとダメ?」と不安にさせないかな、とかが心配でしたので、そう言っていただけると助かります。

     書き上げたらなんかすごい愛着が出来ちゃったので、第一章が完結したら本編の方にアップされるようにしちゃいました(笑)。
     編集部の人が選考で読んだ時、その方が好感度高いかも、という計算も込めて(笑)。

     修司、最初はサイコパスになりそうな雰囲気もありましたね。
     今はかなりクールで理知的な少年に成長したと思います。農業もやり、久子や小町を裏切りたくない一心で真面目に働きます。
  • 登場人物一覧は助かります。
    なかなか名前を覚えられなくて、ちょいちょい一覧に立ち返る方です。
    このページに戻るのも日にちが経ったら探さなくなりそうなので、コピーしてメモに貼り付けてました。これで安心!
    昆虫学者の作った押し花の栞は捨てられるのですね!(笑)
  • 登場人物一覧、助かります。名前を一挙に覚えなくても大丈夫なのも親切な設計でいいですね!

    「オスカーさん」がさん付けのおかげでかわいく見えてしまいます(笑)
  •  フヅキさん、この一覧は明日の「第一章完結」の段階で作品ファイルの方にも登場するので、本編の方だけで読めるになっています。

     作中人物は全員の名前を覚えなくても、自然とメインになりそうな人は出番も多くなるので、その辺りだけチェックしておけば大丈夫なのではないか、とも思います。

     やはり初の本格ミステリなので、念のために登場人物一覧は付けておいて正解だったかもしれないですね。


     「ゴミ箱の中に保管」……つまりは捨てられてますね(笑)。
  •  日和崎さん、一覧喜んでいただけて嬉しいです。
     最初は近況ノートの方にだけ、とか思っていたのですが、作ったらなんか愛着湧いたので、明日の第一章完結と共に本編の方にもアップされるように予約投稿しちゃいました(笑)。

     オスカーさん。やらかしたことは悪夢のようなことなのですが、なんか親しみやすそうなキャラっぽくなってますね(笑)。
  • この中に犯人がいる……誰だ。
    僕の中では勝手に「   」だと思っているんですが……。
    って想像しながら読むのが楽しいですよね。

    まあ、今のところ犯人の手がかりすらないからわかんないですけど。
  •  まめいえさん、そもそも事件がまだ起きていないので(笑)。
     「妨害者は誰か」というのが今は軸ですが、明日になってくるとかなり状況も変わるので。

     とりあえず犯人はこの一覧の中(もちろん現在パートのみ)にいるのだけは確かです(笑)。
  • おはようございます☀️
    登場人物ありがとうございます

    やはり、人物が一覧となってわかるのは助かります…

    にしても、「二年前の事件」が凄まじい…
  •  岩名さん、ありがとうございます。

     やっぱり本格ミステリは人物一覧があると読みやすくなるのかもしれないですね。
     ちなみに本編の方でも今夜これと同じ人物一覧がアップされる予定です。
     初日から一覧付けちゃうと敷居の高さが出ちゃうから、第一章の終わりにやるのがやはり理想的かもしれないですね。

     二年前の事件。本当に一覧にすると凶悪……
  • まだ読み始めることが出来ていないのですが、登場人物一覧が、ここにあることは覚えておきます^^ これは助かりそう^^
  •  七倉さん、コメントありがとうございます!

     この一覧は今日の夜の段階でも本編(第一章終了部分)にもアップされるので、本編のそっちの方を見て頂ければ大丈夫なようになっています☺️
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