ずいぶん以前になります。
朝の情報番組で、某書店の売上ベスト10のなかに、一冊だけライトノベルが入っておりました。
タイトル、表紙のイラストとも、興味を引かれるものではなかったのですが、この作品がなぜ他の文芸作品にまじってベスト10に入れたのか? という点では、とても気になりました。
ということで、実際読んでみましたら……
面白いのです。文章にリズムがあるので、ストーリーにさほど興味が出なくても、流れでスイスイ読まされてしまう。これがライトノベルの長所で、誰でも楽しく読むことを徹底させているのだなと。
ただ、これまで小説を読むとすれば、翻訳小説が中心。小さいフォントの改行なしでページが真っ黒(は言い過ぎか)なものでありましたので、ひんぱんな改行が、かえって読みづらくはありましたが。
誰に向けての発信か。これは少しかじったグラフィックデザインで教えられたことであったなと思い出しました。
現在、自分でも文章を書くようになり、気をつけることのひとつになっています。
気をつけてはいるものの、本当に出来てるの? は不安なところ。
そんななか、『殺したのは、あたし』のレビューを書いてくださいました、谷久下様。
ありがとうございます。
手探りで歩いているところに灯りをいただいた気分です。
また、一話あげるたびに追いかけるように読んでくださる方、評価ボタンを押してくださる方。多少は読む気をもってもらえる文章が書けているのかなと、ちょっと浮ついた気持ちにさせていただいています。
次の投稿予定、『(仮題)殺し屋のハッシャバイ・ベイビー』でも、おつきあいいだだけましたら幸いです。