鵠矢一臣

軽妙な語り口でするすると進んで行くのですが、その軽妙さがおそらく作者の狙いなのでしょう。「正常だと信じようとする」そのことの恐ろしさが見事に表現されているように感じました。 未読…続きを読む

楽しそうに書かれているのがよくわかります。楽しそうなのはとてもいいことだと思います。

エモいとか雑な言葉を使うのは失礼な気もしますが、とても情景の描写が巧みだと思いました。 例えば、「気の早い家庭だと、そろそろ明かりを灯しはじめるかもしれない。そんな時分。」とか。 …続きを読む

よくぞまあ、そこを題材にしようと思ったものです。個人的な好みとしては、もっと壮大なファンタジーの中にうまく嵌ってくれたらなぁと。可能性はすごく感じました。

もしや認知症なのかなと思えてしまう主人公ですが、愛についての希求かあるいは渇望が根底に流れているのを感じました（但し完全に私見）。不条理な手付きが好きな人は色々と考えられて楽しめる…続きを読む