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『境界の先にある景色』について

少々前に書いた作品ですが、少しだけこの作品に対して自分の考えが変わったので近況ノートというものを書いておこうと思います。

この作品は自分のスキルアップのために書いた作品でした。
目的としては、①伝えたいことを伝える②短い文字数で簡潔にまとめる③感情表現、情景描写を意識する⑤第三者視点で物語を展開させる(3話のような書き方)という具合です。

ありがたいことに、この作品を読んでくれた方は割とコメントやコメント付きのレビューを書いてくれます。
そうした中で、このレビューやコメントが付くことで初めてこの物語が完成したような気がしたのです。

というのも、僕はいじめにあったこともないし特に誰かをいじめたりしたこともありませんでした。誰かを助けたわけでもありません。
単純に想像だけで書いた話だったのです。
僕からしたら、こんなご都合主義な話なんて誰の中にも残らないだろうなと思っていました。

だけどそうではなくて、実際に様々な経験をされた方の生の声がコメントやレビューとして付加されていきその声が僕を深くえぐっていくのです。
最初はコメントがついて喜んでいたのですが、少しずつ罪悪感のような気持ちが沸き上がってきました。

そこからいろんなことを考えるようになり、この話を書いたときのことを思い出しました。
そして、僕が伝えたかったことは少しずつですが伝わっているのだと実感しました。そこに読んでくれた方が経験や思いといった根拠を添えてくれたことで、1つの作品として完成したんだなと思えたのです。

長くなりましたが、僕が言いたいことはこの作品を読んでくれた全ての方への感謝です。

誰かの中に残り続ける物語をまた書けるように頑張ろうと思いました。
本当にありがとうございます。

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