いつも作品をお読み頂き、ありがとうございます。
タイトルの通り、自分は重度の聴覚障害者です。
補聴器をかけても人の声が聞こえない、音の識別ができない、電話ができない、ないないの三重苦です。
聞こえないことをコンプレックスに感じていた時期もありましたが、ある程度年齢を経て経験を積み、色々な人と関わっていく内にあまり不利に感じなくなりました。
けれどその代わり、コンプレックスに感じていた時期の「心の揺らぎ」を忘れかけてしまいそうになります。「心の揺らぎ」は小説を書く上では絶好のネタだと思うので。
今書いている「オトナシボーイの徒然草」なんですが、自分の実体験をもとに書いている部分があります。手話とか聴覚障害者の分類とか過去にあった差別とかにも触れておいた方がいいのかな、と思ったりしていますが……書いた方がいいのかな、とこの期に及んで迷っていたりします。
でも、恐れてはいけないかなと思ったりもしています。自分のことをさらけ出せないようでは物書きになるなんて夢のまた夢。
聴覚障害者ではありますけど、文章を書く上ではあまりデメリットには感じていません。周りの雑音に煩わされることもないし、そこだけはありがたいですね。
聴覚障害者としての視点で物語を書いてみるという挑戦もいいのですが、純粋に一人の人間として、物書きを志す人間として、どこまで書けるのかを試してみたい気持ちがあります。
そんなわけで、これからもバンバン投稿していこうと思います。